こんにちは ぴりかです。



今日は、
お盆特別企画の怖い話・第二弾
お送りいたします。👻


第一弾はこちら

私がよさこいをしていた頃、
交互に2校の体育館で
週2回練習をしていました。




第一弾では、
新しく建ったばかりの
学校の体育館で起きた
話しでしたが…。




今回の第二弾では、
もう一つの学校での話しです。


夜7時から練習が始まる30分前に
ストレッチをするため
体育館へ向かっていると、



仕事帰りにそのまま体育館に
直行したメンバーがいたのか、
白い業者のワンボックスカーが
体育館前に駐車されていました。



その時は、あれ?後部座席に
誰か乗っているなぁ〜。
何でだろう?
くらいにしか
思っていませんでした。



そして、2時間の練習が終わり、
体育館を出た時、



娘は早々と校門へ向かって歩いて
いましたが、私と、娘の友人
(同じよさこいのメンバー)
来た時に見た
白いワンボックスカーが気になり、
車の中を覗いてみました。



来た時と同じくまだ車内に
誰かいるのです。



月明かりを浴びたかのように
ちょっと青白く
のっぺりとした長い黒髪で、
少し俯き加減で、切れ長の目をした
白い着物を着た女性でした。




※娘がその時の様子をイラストにしたもの↓





私と娘の友人は、
その女性をまじまじと
見ていました。



私:この人、この世の人じゃ無いね。
娘の友人:うん。だいぶ前の時代の人だね。



こんなところで
何してるんだろうね…。



そんなことを言っていると、
既に校門まで歩いて行った娘が、




『何覗いてるの‼️』
『ダメだよ❗️早く離れて‼️』



と大きな声で叫んでいました。
その声に、ハッと我に帰ったかのように
私と娘の友人は校門まで走って
行きました。



すると、


あれはヤバいヤツだから
見ちゃダメだよ‼️
何で気が付かないフリして
無視しなかったの。



と娘に言われました。



その後、娘の友人の家はすぐ近く
だったので校門で別れ、
私と娘は仕事が休みだった
旦那さんが車で迎えに
来てくれました。



車の中では、お祭りの日
髪型をどうするかなど
他愛の無い話を
していました。



自宅が目の前に見えて来た時。



私は誰かに後頭部を鷲掴みされて
押し倒された感覚に襲われ、
頭を上げられなくなりました。




車から降りるまで、
何度か抵抗して頭を上げようと
するのですが、



物凄い力で
押さえつけられているみたいで、
頭を上げることが
全く出来ませんでした。



娘がそれを見て、
『あーっついて
来ちゃたか…💦』
そう呟きました。



取り敢えず、お辞儀をしたみたいに
頭を下げた状態で家に入りました。



旦那さんは、私がふざけて
いるのだと思ったらしく、
気にもせず2階に行ってしまいました。



再び私は頭を上げようとしますが、
その度に強い力がグイグイと加わり
ビクともしませんでした。



もう自分の力ではどうする事も出来ない
とわかった私は、娘に何とかして。
と頼みましたが、



娘は私から少し離れて、



『無理‼️』
『こんな怖い目してるの
どうにも出来ない‼️』



そう言い放ちました。



その時、
私は、物凄い恐怖と共に



このままだと
向こうの世界に
引っ張られてしまう。



そう思い、全力で



ご先祖様にもう二度と興味本位で
あちらの世界のモノを視ませんので、
どうか助けて下さい。


と心の中でお願いしました。



そして、娘は
私の後ろや横に何度も移動して、
まるで私に憑いているモノを
囲むような動作をしていました。



すると、娘が…。



わっ。

わわっ…ガーン

燃え出した。

ぎゃぁ〜ッ❗️

怖い‼️



そう言って
怯んでいました。



すると、私に憑いていたモノは、
般若のような形相で断末魔とも
言えるような声を上げて



みるみる炎に包まれ最後は
骨になり、燃え尽きて
消えて行ったそうです。



私は、ずっと頭を下げたままの
状態だったので、何が起きて
いるのか、さっぱり
わからなかったのですが…。



この後、頭は
何も無かったかのように、
スッと軽く上げることが出来ました。



そして娘に、
一緒にワンボックスカーの中を
覗いていた娘の友人の所へ
行っていなければ良いけど…。
私が呟きました。



それから…。
憑いていたモノが消えた直後に
娘が教えてくれたのですが…。


炎のような赤い目を
していて🔥
私のうなじあたりから、
私の身体の中に入り込んでいる
ところだったそうです。



何年か前に観た
本当にあった怖い話の
『6番目の部屋』に出てくる



セーラー服の霊の豹変する顔が
断末魔とも言える声を上げて
消えて行った時の顔に
そっくりだったそうです。



怖いの苦手な人は閲覧注意!





翌日…。

学校で、友人が

休み時間に娘のクラスに

来たそうです。




目の下にクマが出て

ヤバい雰囲気だったとか…。




話を聞くと、授業中

『急に死にたい‼️』




そんな衝動にかられ、

何度もカッターで手首を切ろうと

していたんだそうです。




でも、手首にカッターを

当てる度にふと我に返り、

気合いで何とかしていたのだとか…。

ガーン




そう話す友人の肩に、

白いワンボックスカーの

中で見た時の姿の女が




おぶさる様に

憑いていたけれど、

娘を見ると




「またお前か!!」ゲッソリ



みたいな顔しておんなは、

驚いたように

スーッと消えていったそうです。




その瞬間、友人は

何も無かったかのように

目が活き活きしてきて、




「あれ❗️」

「何だか楽になった」



と言って、自分の

クラスに戻って行ったそうです。





それ以来、私は

興味本位で何でもかんでも

視ることをしないようにしています。




たまに、

『あっ、ここはヤバいな…』

って思う時はその場から

離れるようにしています。




娘とも時々この話をするのですが、

娘が今まで視たモノの中で一番見た目が

怖かったそうです。




 



以上

お盆特別企画・怖い話

『待ち伏せるおんな』でした。




長くなりましたが、

今日もお読み頂き

ありがとうございました音譜