今日は先日行われたCOP16について書かれた一笑呼2つをご紹介したいと思います

【2010/12/21 COP16~カンクン合意~】
先日行われたCOP16。残念ながら削減目標を具体化させることはできませんでしたが、ここで落ち込んでいるわけにはいきません。
来年、南アフリカで開催されるCOP17に向けて、一日も早い温暖化対策の早期実施が求められます。
メキシコで決まったカンクン合意のポイントは以下の4つです。
1. 気温上昇を産業革命前から2度未満に抑える
2. 温暖化で生じる被害への対応を進める「カンクン適応枠組み」を設立する
3. 新興国、途上国は20年に何も対応を取らない時と比べてGHG排出量を減らす
4. 途上国支援へグリーン気候基金を設立する
これだけだと何を目指しているのか、具体的に何をするのかがわかりませんよね。
毎年COPが終わるたびに「今年もダメだった」というNGOの方の嘆き声を耳にするのですが、結局、京都議定書のようなレベルになってしまうと、国と国との約束、国と国との競争が関係してしまうため、合意を得て具体的な行動に結びつけるのがとても難しいのです。
いつまでも続く先進国と途上国の対立をどこで解消すればいいのか。
もはや世界1位の排出国である中国を「途上国だから」という理由で規制しなくてもいいのか。
気温があがると世界がどうなるかについては、以前紹介した『気候変動+2℃』を是非ご一読ください。
一年の終わりでもあると同時に、新年に向けての新たな目標を考える時期でもあるこの時に、皆さん一人ひとりもエコな未来について考えてみてください。
【2010/12/22 COP16~国内対策~】
昨日に引き続きCOP16についてのことをいくつか。
COPは国際交渉の場ですが、その結果が国内の温暖化政策に反映されます。
今回、最も大きなニュースは国内排出量取引が凍結されるということと、環境税がいよいよ2011年10月に導入される、ということではないでしょうか。
産業界の根強い反対により凍結されてしまった排出量取引の議論。
これはこれで残念でなりません。
一日一笑呼では、今年、様々な排出量取引についてご紹介してきました。
東京都が実施している総量規制のものから、個人の取り組みを企業や自治体が買い取るものまで、全国各地で色々な事例が始まっています。
個人でさえ、こうやって頑張ろうとしている人が数多くいるのに、なぜ日本の企業は思い切って始めてみようと思わないのでしょうか。
確かに、企業活動を制限する形の排出量取引はマイナスにしかとらえられないかもしれません。でもそこから生まれる省エネ技術や新サービスもあるのではないでしょうか。
企業が思い切って温暖化対策に踏み出せるように、私たちも変わる必要があるでしょう。
国外で作られた安価な製品ばかりを選択するようでは、日本の企業も変わろうという気が起きないはず。
口では温暖化を進めて欲しいといいながら、使い捨て用品を買ったり、エネルギーの無駄遣いをしたりしている私たち。きちんとしている企業を評価する=製品やサービスを購入しなければ、社会は変わりません。
時は今。
是非、遅れをとらずに身の回りのことから変えていってください。
COP16で残念ながら化石賞を受賞してしまった日本ですが、世界が良い方向に向かうよう人類が一丸となって努力できればいいですね。。。




