夫の勤める大学には

サバティカル制度というものがある。 


1年間有給で、大学を離れて自分の研究を

できるという制度なのだけど、

来年の夏から彼がその制度を使ってドイツの

大学へ行くことになった。


 私は30年働いていた仕事を退職して 一緒に

行くことにした。 


 アラフィフの私が、しかも英語はもちろん

ドイツ語も全くできない私が

暮らしていけるのか!?とも思うけど、


 全然大丈夫だよ、と当たり前のように

彼が言った。


 確かに50歳は越えてしまったけど、 気力と

体力はまだ何とかあって、

その土地で暮らして語学を勉強したり、

知らない文化に触れてみたいという気持ちが

ムクムクと沸いている。