私の母が上京し、1週間ほど我が家に泊まったのだけど、1通の手紙を持ってきた。

なんと25年以上も前のもので、私が初ボーナスをもらった時に両親へ書いた手紙だった。

父と兄にネクタイを買ったことと、母にリクエストされたテディベアが高すぎて、似たようなものにしたことが書かれていた。

そして、残りは貯金したこと、仕事が楽しく充実していることも書かれていた。

大した内容でもないけど、こんな時代も
あったっけね、なんて思った。

母が彼にその手紙を見せようとしたら、彼が「彼女の手紙なので、彼女に聞いてからにします」と言って見なかったらしく、
母が彼に見せてもいい?と私に聞いた。

いつも誠実な彼らしい言葉だなと思った。

彼はいい手紙ですね、と言って、彼女はあまり手紙は書かないんですよ、と言った。

実は私は手紙を書くのは好きなのだけど、彼は手紙が苦手なので書かないだけで、
結婚10年目の節目には熱い手紙を渡したこともあるのだ。

手紙をあげたことを忘れてるのか??

寝る時に彼に確認すると、彼は優しく笑って
覚えてるよ、と言った。

あぁー良かった。