先日、最近はまっているカフェへランチしにいくと、20代半ばくらいの3人組の女子たちの側の席に案内された。
1人は韓国アイドルみたいな、超細身でミニスカートの女の子。
もう1人はお顔が癒し系で、小柄な体に黒のローゲージニットを大きめに着て、黒のゆるめのパンツ。肩までの髪をひとつ結びに。一見すると地味だけど、よくみると笑顔が可愛い。
もう1人はハイトーンのロングのかきあげヘア、ぴったりしたロンTにゆるっとしたデニムでこれまた韓国っぽい。
癒し系の子だけ、指輪をみると既婚者のよう。
韓国アイドル風の子が、
「結婚したら自分の時間もなくなるし、好きなことできなくなるし、好きなものも買えなくなるし、ソファでだらだらしてられないし。」
「それならまだ独身でいたい!」
と熱弁していた。
わたしは、
「んなわけあるかーーーーい!!!」
って突っ込みたくなった。
なんでそうなるの?
結婚したってそれ全部叶えられるのに。
でも、忘れかけていたけど、確かにわたしも長らくそう思っていたかも。
それって実は、自分の親の思考だったりする。
結婚すると大変よ。
結婚したら好きなもの買えないんだから。
結婚したらいつまでも寝ていられないよ。
結婚したら自分の時間なんてない。
わたしの母も、無意識的にそんなことわたしに言っていた。
きっと自分の大変さをわかってほしかったんだろう。でも、それは娘には呪いの言葉になる。
だから、その呪いもわたしが長らく結婚したくなかった理由のひとつ。
いましかできないことをしよう!ひとりを満喫したい!思う存分好きなことしたい!って。
でも、結婚したって
毎日10:00とか12:00まで寝てる日もある。
お風呂も相変わらず長湯してるし。
ネイルも美容院も美容皮膚科もいってる。
母と突如弾丸温泉1泊旅行もいってる。
使ったコップやお皿もシンクに放置。
パジャマもベッドの上に脱ぎっぱなし。
彼くんが帰ってくるまでベッドでゴロゴロしながらスマホでSNS徘徊なんていうこともしょっちゅうの、超絶ダラけ生活。
もちろん彼くんが帰ってきたからと言って、起き上がってなにかしてました風になんか、したりしない。
ベッドから「おかえりー♡」と手を振る。
彼くんは、
「ただいま、元気にしてた?」
とハグしてくれる。
「お腹痛かった」
とか
「頭痛い」
とかいうと、
「大丈夫!?白湯持ってくるね。薬飲む?」
とか
「マッサージしようか?」
とか言ってくれる。
「元気だったよ!」
っていうと
「おおー!よかった!」
と言ってくれる。
「ご飯は食べた?」
と聞いてくれる。
「食べてない。」
というと
「何食べたい?」
と言って買ってきてくれたり、一緒にたべにいったり。
「食べたよ。」
というと
「何食べたの?」と聞いてくれて、いいね、よかったね、美味しかった?と言ってくれる。
朝やお昼に使ったカップやお皿をシンクに置いておくと、わたしがお風呂に入っている間に洗っておいてくれる。
ご飯を作ってくれた時は、
「洗い物しちゃうからゆっくりしててね。」
と言って全部やってくれる。
脱ぎ捨てたまま出掛けてると部屋着やパジャマは、彼くんが綺麗に畳んでくれている。
洗濯乾燥機に入っている洗濯物がいっぱいになった時に、わたしがボタンひとつの操作だけで乾燥まで完了しておくと
「洗濯ありがとう。」
と言ってくれて、畳んでしまってくれる。
こんな最高な生活。
ひとり暮らしより実家暮らしよりも幸せ。
パートナーって、彼氏でもあり、ふざけあったり語り合える親友でもあり、趣味を共有できる趣味友でもあり、旅を満喫できる旅友でもあり、具合悪い時は手厚く介抱していつも心身のケアしてくれる理想の母親でもあり、強くどっしりと構えて静かに見守りなにか迷った時は助言をくれる理想の父親でもあり、デレデレに甘やかして無償の愛をくれる理想の祖父母のようでもあり、ちょっと競争心だして時にはライバルにもなる兄弟のようでもある。
本当にかけがえのない、唯一無二の存在。
親の思考から解放され、自分の望むことを明確にすれば、自分の理想の結婚生活が必ず送れる。
