先週は浅草でお花見デート!
まずは待ち合わせでのこと。
よく知っているところ以外は、必ず駅構内の見取り図に○をつけてくれて、ここの改札で待ち合わせね!って送ってくれる。
特に地下鉄駅のときは本当にありがたい。方向音痴なわたしが迷わないようにっていう気持ちが幸せすぎる。
最初だけかと思ったら、出会ってから変わらない大好きなところ。
桜満開中の日曜日の浅草は混雑していて、あいにくの雨。
やや体調不良の中待ち合わせ場所に行くと、すぐ荷物を持ってくれて
「大丈夫!?すぐ近くのカフェを仮押さえしといたからすぐ行って休もう。」
「お水かう?」
「お茶買ってきた、ありがとう。」
他でもいいから行きたいところがあったら言ってね。って言ってくれるので、他のカフェも見ながら行くと、ほとんど雨の中待ちの列ができている。
「すごい並んでるねえ。よく予約取れたね、ありがとう!」
「○ちゃん調子悪いって言っていたから、すぐに暖かい場所に入れた方がいいと思って。」
優し過ぎの天才か!!!
カフェの中で復活してきて、今の問題をまたいろいろ話し合う。
場所が浅草に決まった時に、わたしが「うなぎ食べたい!」と言っていたので、次は鰻やさんへ連れて行ってくれる彼。
行ってみたかったお店は名店で予約不可・行列必至という情報を手にして、開店時間に行けば大丈夫だと思う。と計画してくれていたので、お店へ。
体調も戻ってきたので特上を頼んでくれる。
御重の蓋を開けると、「○ちゃんこっちがいいんじゃない?」と彼。
「え?確かにそっちの方が美味しそう!」
すかさず変えてくれる彼。
「いいのー?嬉しい!
クリスマスホテルディナーでもフォアグラ彼くんの方が倍の量あったよね!
なんでなの!笑
やっぱ欲がないから彼くんにいいのが来るんだね!」
その時にも彼は、○ちゃんはこっちがいいよってすかさず変えてくれた。
わたしはそういう時に、「大丈夫だよ。彼くんがいいの食べなよ。」って言わない。
だって、わたしにちょっとでもいい方をあげたいってしてくれる彼の親心のような愛情が、本当に幸せなことに感じるから。
この幸せはずっと続いて欲しいから、絶対に受取拒否しない。
でも本当にいらないものは、いい。っていう。
実際に肝吸いの肝をやたらとおいしがってたら、俺のも食べる?って聞いてくれて。
それは流石に、いい。
ひとつでいい。
お漬物もついていて、その中でも奈良漬がおいし過ぎてびっくりしていた。
「ねえ!なにこれ!!食べた!?めっちゃおいしい!!」
「本当?....しょっぱ!」
「でもこの控えめな味付けのうなぎと最高にあうの!!!」
「俺のも食べていいよ。」
「なんでー?」
「そんなにおいしいなら○ちゃんに食べて欲しいから。」
しょっぱいからやろ!笑
でも「俺そんなにたくさんお漬物食べないから。」
とも言ってた。
そういうのも、ある。
こんな感じで美味しがるとなんでもくれようとするので、どちらにせよやはり自分に正直にいること以外、お互いが幸せになれる選択肢はない。
鰻を食べた後は、
「船予約してるんだけど。雨だけど屋根ついてるから、船からなら楽しくお花見できるなーと思って。夕方からだからライトアップもみれると思う。」
「えーなにそれ!!!!めっちゃいいね!!!!やったあーーありがとうーーー!!!」
最高すぎて、雨なんてもうどうでもいい。
隅田川沿いの桜は満開で、ちょうど見頃。
スカイツリーに深い霧がかかっていたけど、どんどんと晴れてきて。
隣に座っていた女の子達に写真をお願いすると、しゃがみ込んでいろんな角度から撮影してくれる。
ある角度で長い時間かかっているので、
なんだろう?とおもったら
「まだ虹色にならないー」
スカイツリーが1番綺麗に光る瞬間まで待っていてくれた。
「確認してみてください。」
見ると、何枚も撮ってくれていて最後の3枚は虹色のスカイツリーが。
「わー!!すごい!!虹色だ!きれいー!!上手ですね!!ありがとうございます!!」
大感激のふたり。
どこへ行っても、周囲の人々も優しい。
自己否定をやめて自分の感覚に正直に幸せにしていると、世界からも溢れんばかりの愛が降り注ぐ。