大きな括りで男・女と仕分ければ、確かに男性脳と女性脳で考え方が全く違っている部分はある。

 

でも、当たり前のことだけど、みんながみんな同じなわけではない。

 

例えば、反対の視点からみると、女性はネイル・髪型・メイクなど変えたら褒めて欲しいとか。

わたしは逆に、気づかないくらいそういうことに無頓着の人の方が好き。

 

はじめての彼氏は、眉毛の書き方・アイラインの引き方・ファンデの種類まで細かく指摘してくる人だった。

そのあと付き合った人も、肌の綺麗さや体型管理にすごくこだわりのある人だった。

 

それは、女性の外見ばかりに価値をおいて、評価しているように感じている。

そういう人と付き合っていたのは、自分自身の外見コンプレックスの投影だったと思う。

 

今の婚約者はわたしが美容院に行っても気づかないし、ネイルを変えても気づかない。

メイクを変えてもわからない。

 

でも、毎晩寝る前にアイスを食べるのにハマって夏から別人並みに太っても、今の○ちゃんもすごくかわいいよって言ってくれる。

 

男性だって同じように、褒められるより否定的な意見を言ってくれる人の方が信頼できるという人もいる。

 

今の婚約者は寒いダジャレを言ってくるので、その寒さに気付けるように最近は点数をつけているのだけど。

苦笑を生むものはマイナス点にしていて、逆にそれにやりがいを感じちゃっている。

ますますダジャレを言うようになって「今のは何点!?」ととっても楽しそうにしている。

今のところの最高得点は35点。

 

少し前に話題になった奢られ問題も、それこそ正解なんてあるわけなくてそれぞれの価値観がはっきりと見える部分だから「自分はこう。」をそれぞれ持っていればいいだけ。

お相手選びに大切な価値観の部分でもあり、すり合わせていく部分でもあるから、誰かがこう言っていたからと言って変える必要は絶対にない。

 

本当は男性に奢ってもらうことで愛されている感をかんじる女性が、いい女は割り勘だよね!ってふりをしていても、それがあなたの価値観だと思った男性と付き合ってもいつかひずみが生まれる。

本当は割り勘が自分にとって心地いい女性が、いい女は奢られるよね!なふりをしていても、いつか苦しくなる時が来る。

 

恋愛マニュアル通りの振る舞いをしていたら、自分だけにぴったりの相手は永遠に見つかるわけがないのです。