ep.1はこちら

 

・・・・つづき

 

LINE追撃がきて焦って返信。

「お待たせしてすいません。いつ頃までにお返事すればいいですか?」

 

「急いではいないのですが、せっかく出会えたので。

特に予定ないので○日までにご連絡いただければ調整します。それ以降でもまた相談してくださいね。」

「ところで、どんなひとがいいとかありますか?」

 

いま思い返せば誠実に優しく対応してくださっているのに、思い込みの激しいわたしは

 

『この人絶対チャラい。絶対遊ばれる。』

 

の超警戒モードが発動して、なかなかとけない。

 

でもその後楽しい雑談がいいペースで毎日続いて、ちょっとずつまた会ってみようかなと言う気持ちに。

 

「お待たせしました。○日大丈夫です。」

 

「ありがとうございます!○○か○○あたりどうですか?」

 

わたしの出やすいところと好きそうな街を提案してくださり、スムーズに待ち合わせへ。

 

到着するとすぐにわたしに気づいてくれて、駆け寄ってくれる。

雑談しつつお店へ向かいます。

 

到着して、メニュー選び。

LINEで雑談していて、好きなものがドンピシャに合うって感じじゃないなあと思っていて、お互い好きなものを頼もうということに。

 

「ほんとおしゃれですよね。」

「どこで服買うんですか?」

 

相変わらず褒め称えてくれる。

 

わたしのLINEがなかなか返ってこないことにヤキモキされていたようで、その話に。

 

「全然返ってこないから乗り気じゃないのかなあと思って。」

 

「考えてるうちにまたLINEきてびっくりしました。せっかちなんですか?わたしマイペースなんですよー。」

 

「マイペースなんですね!自分は確かにせっかちかもしれないけど全然待てるので大丈夫です。」

「そっかあ、マイペースなのかあ。」

 

と何故か嬉しそうにニコニコ。

 

わりと楽しくいい雰囲気でしたが、ある話題でまたわたしの警戒モードがスイッチオンに。

 

「自分は甥っ子がいて、無責任に可愛がらせてもらっていてもう満足って感じで、こどもはいいかなあと思ってます。」

「東京で子育てって絶対大変ですよね。」

 

その言葉で、

(あーこの人やっぱ婚活目的じゃないな。)

と切り捨てモードに。

 

今思えば、これも決定的な理由になるわけのない会話なのに。

 

そう。

わたしはいい出会いは沢山あったものの、思い込みの激しさと自己肯定感の低さと警戒心の強さで、この人と決められないこじらせ病だったのです。

 

続く。