銀英伝見終わりました。
4シーズン110話
全然飽きなかった!
中だるみもなかったと思う。
ヤン推しだったから、ヤンが死んだら、興味なくなりそう、って心配してたんだけど、杞憂でした。
ロイエンタール話からの、ラインハルトの終焉まで、目が離せなかった。
長く愛されて、コアなファンが多い理由がよくわかった。
ヤンの最期が、あまりにもあっけなくて驚いたけど、
でも、あんなに中心人物だったのに、悲しみに浸る暇もなく日常は動いていくところがリアルだった。
さらには、じわじわと病に蝕まれていくラインハルトもリアル。そして切ない。
全編を通してクラシック音楽が流れていて、内容はドラマチックなのに、過剰な演出はなく、人間描写という部分では徹底してリアルだったなと思う。
主人公のラインハルトについては、髪伸びるの早いな、とか、短いほうが好きだなとか思ってたけど、見終わる頃には(少なくとも病床のラインハルトは)、あのふわっふわの髪じゃないとだめだわ、って思わせてくるあたり、もう、さすがと言うしかないね。だんだん顔色が悪くなっていってね、青白い顔にきらっきらのふわっふわの金髪姿。「美人薄命」って言葉しか思い浮かばん。
ホント、あたしはぜんぜん好みじゃないんだけどね、でも、ラインハルトの高貴さは帝国内だけでなく、視聴者をもねじ伏せるような力があった。さすが主人公だよ。
周辺の人物たちも、ステレオタイプではなく、複雑で人間味あふれる味わい深いキャラが多かった。だから最後まで飽きさせないんだろうね。
盛り込まれたテーマとしては、
歴史的な視点。
専制君主と民主政治の対比。
そこに入り込む、経済至上主義と宗教。
長大な作品なのに、問題点は一貫してて、考えさせられることが多かった。
いろいろ、書き始めたら長くなりそうなので、
今回はポイントだけ箇条書き的に。
また機会を見つけて個別に書きたいなと思います。