ウェコムンドの戦い①――『BLEACH』イッキ見04 | なぁ助の勝手にレビュー☆

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話の合う人がいないので、「それ、わかるわ~」という方を求めてます。

ラス・ノーチェスの青空が監視システムっていうのが、まず怖い。愛染の悪魔っぷりがえげつなくっていっそ気持ちいいくらいです。ラス・ノーチェスに入った時点で袋のネズミじゃんね。それでも進むしかないんだけどさ。

 

グリムジョーvs一護

あたし、グリムジョーが好きなんだよね。

 

BLEACH カラー版 24 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

ほんとおばかさんなんだけど、絵に描いたようなチンピラっていうんですか。オレ樣で、人のことなんて全然考えてないのに、変なところで義理堅くて、ほら、織姫に手を復活させてもらったから、その借りは返したりとかね。なんかこだわるところがちょっとズレてて、そこが愛らしいっていうかね。ほんと憎めない。そもそもキャラデザインがかっこいいし。顔の横についてる仮面がかっこ良すぎでしょう? 最初に見たときに、アランカルの中でピカイチでかっこいいと思いましたよ? でも、なにげに6番。微妙な位置爆笑 発展途上の一護の相手としては、中間目標としてちょうどいいってことかね。一護ぼろぼろになりながらも、見事にクリアしたよね。いや成長曲線の右肩上がりっぷりがすごいです。最初、空座町襲来で戦ったときは、全く太刀打ちできなかったのに!!!

 

ただ、確かに素晴らしい死闘だったはずなんだけど、その他の対戦がエグすぎて、ウェコムンド編が終わったときには、一護とグリムジョーの戦いの記憶はほとんどなくなってた💦

 

アーロニーロvsルキア

だってまずルキアとアーロニーロとの戦いが、メンタル的にキツすぎる。

なんであんなひどいこと思いついちゃうんですか?

ルキア自身が手にかけた、大好きだった海燕がアランカルとして出てきたときは、絶望的な気持ちになったよね。

 

BLEACH モノクロ版 30 (ジャンプコミックスDIGITAL)


ずっと海燕の最期に責任を感じ続けていたルキアにとって、仮に幻術だとしても、刃を向けるのは辛いだろうに、戦えば戦うほど本物である証拠が出てくるっていうね。ルキアと海燕の2人だけしか知らないようなことまで見せられると、もうどうにも「ホンモノ」を打ち消せなくなるじゃん。見てるあたしも、実際のところどうなのよ?ってのが気になって全然戦いに集中できなかったよ。で、半分は本物っていう理解でいいかな? 少なくとも記憶は本物なんだよね。海燕はホロウの中に取り込まれて、そのホロウが海燕の記憶ごとアーロニーロに取り込まれたから。その本物の記憶をトレースしてるということなんだから、やっぱ半分は本物でしょう? とすると、これは残酷すぎる。だって、ここでアーロニーロを倒したら、ルキアは海燕を2回殺すことになっちゃうじゃん! 

 

そんなルキアを救ったのが、まさにその海燕の生きざまだったんだよね。昔、ホロウ化してしまったところをルキアに刺されたとき、「心だけはここに置いていける」と言って感謝した海燕。そして「心」は、人と人との間にあるんだと説いていた記憶。この考え方はめっちゃかっこよかった。相手がいてこそ心が生まれる。だから1人でいたのでは「心」はないんだ、と。なんでこんなこと思いつくんだ? ホントすごいな、作者。

 

で、これほど人とのつながりを大切にしている海燕が、「オレを殺した償いのために仲間を差し出せ」なんて言うはずがない! コイツは海燕さまではない!と確信できたルキア。だから、ギリギリのところでやり返せた。これほど明確な価値観を持っている海燕もすごいけど、こんなメンタルきつい状況で、気持ちを奮い立たせることができるルキアもすごい。ほんと、心から尊敬する。

 

ノイトラvs剣八

メンタルメインの戦いだったルキアに対して、剣八は徹底的に肉体オンリーな戦いでしたわね。これも、まあ、ブレない。

 

グリムジョーとの戦いでもう全身ズタボロのところに、さらに1つ上の5番のエスパーダ・ノイトラが登場して再びピンチな一護。

 

BLEACH モノクロ版 33 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

ネルの記憶回復という思いがけないイベントがあって、大人の姿に戻ったネルは、元エスパーダだと判明。

 

BLEACH モノクロ版 34 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

おお、これで勝てそうだな、と思ってたら、せっかく復活したネルが突然元の子供に戻って気を失っちゃうんだよね。万事休す。いや、これはさすがに「どうすんのよ、秘密兵器もダメだったじゃん!」とあたしまで追い詰められた気分になってたときに、あの声が聞こえてねぇ。「よぉ、ずいぶんなやられようだなぁ。」くらいのかる~い感じで。姿は見えなかったけど、一瞬にして「勝ったわ!」と思ったね。いや、なんだろう、あの声を聞いた瞬間の感情。安堵と興奮? うまく言い表せなくてもどかしいんだけど、まさか!と思う反面、ちょっと無意識に来てくれるかもって期待していたっぽい自分に気づくというか、「意外」と「やっぱり」が同時に押し寄せてきて、ああ、でもこの人なら大丈夫って思った。そしたら、あのしゃがれた声がめっちゃセクシーに聞こえちゃった感じ? まあ、とにかく、あれ、こんないい声だったっけ、って思ったわ。姿より前に、声だけ聞こえた演出がドンピシャだった。

 

BLEACH モノクロ版 13 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

しっかし、戦闘狂どうしの戦いっていうのはなんかもう、どうかしてるよね。剣八、相変わらず切られて喜ぶし。なんなんだろ、あれ、痛さは感じてるんだよね? 普通に血が出てるもんね。このまま切られ続けたら死ぬな。死にたくねぇなぁ。って、積極的に切られにいっといて、どんな感慨だよ。で、突然、仕方ねぇから「剣道」でもやるか、と言い出す。なんと、剣八ったら、総隊長のじいさんから直接剣道の稽古つけてもらってたらしい。でも、性に合わないから普段はやらないんだって。え、まって「剣道やる」ってどういうこと?と「?」だらけになってたら、剣八さま、こうのたまった。

「知ってるか? 剣ていうのはよ、片手より両手で振ったほうがつええんだとよ。」

って、え、待って。言われてみれば、剣八、今までずっと片手で剣を振り回してたわ、と改めて気づく。頭に鈴付けて、眼帯で霊圧抑えて、おまけに片手か。そこまでして、切り合いを楽しみたいのか、と。もう呆れるレベル。

 

無事勝利です。これで始解もしてないとか。バケモノっす。

そんでもって、とどめは刺さないんだよね。「戦えない相手にとどめを刺してやる義理はない」ってね。多分、剣八的には、文字通り、負けた相手が生き恥を晒そうが、自分の知ったことではないということなんだろうけど、なんか、無駄に命を取らないところが、非戦闘者のあたしから見ると、やっぱりかっこいいんだよね。

 

 

ところで。

とどめを刺さないで思い出したんだけど、ちょっと前に一護も同じようなことしてなかった? グリムジョー。そういえば、全然映ってないけど、すぐそばで倒れてるはずだよね。瀕死の状態で、しかも正気で。どんな気持ちで見てたんだろ。ってか、巻き込まれなくてよかったね。え、巻き込まれてないよね? 無事だよね?

この戦いの巻き込み事故で死んでたら笑えない笑い泣き