S「おはようございます、教授~。」
J「おはよう、ソルニック。今日は何が聞きたいんじゃ?」
S「今日はですね~、選挙のこととかについて質問したいと思っているんです。よくニュースとかで『選挙~。』ってやってるのを見るんですけど、これって投票には行かなければならないものなのですか?『自分が投票してもしなくても、政治は変わらない…。』って感じで投票行かない人も多いみたいだけど、コレって問題なんですか?」
J「まぁ、難しいところじゃの~。投票は権利であって義務では無いといえるからの~。ただ、そもそも何故国民が政治家を選べると思う?」
S「それが当たり前だから?」
J「フォッフォッ。当たり前になるにはそれなりの理由が必要じゃぞ、ソルニック。」
S「う~ん、じゃあ何でですか?」
J「うむ。
『昔は王様や貴族がその権力を行使しておった。だが、そこには名君もおれば暗愚な王もおった。市民が虐げられた時代もあった。そこで市民は立ち上がり闘った。そして権利を獲得していった。』
っと、こういう歴史の流れがある。後にいう市民革命を指すんじゃが、そういう闘いがあったから今の人々は選挙で政治を行う者を選べるようになったんじゃな。」
S「へぇーーーー!じゃあ現代では国民が1番エライッてことなんだね!」
J「まぁ、ある意味そうじゃな。『国民主権』とも表現されるぞ。」
S「『国民主権』の意味って何ですか?国のやる事を国民のみんなが決めれるってことですか?」
J「まぁ、そういうことではあるのじゃが、ワシは国の政治のあり方を最終的に決定する権威or力が国民に存在することをいうと考えておるぞ。」
S「?」
J「もっと具体的にいうと、『国民主権』の意味内容としては、国家の権力行使を正当化する究極の権威が国民にあるという『正当性の契機』をまず内容としては述べることができる。」
S「『正当性の契機』?」
J「うむ。国民主権の『主権』とは、もともと憲法を制定し、憲法上の機関に権限を与える権力、いわゆる憲法制定権力のことをいうのだが、この権力はいったん憲法が制定された後は、憲法に従った国家権力の行使の正当性の根拠が国民に存在するという理念にすぎないものとなる。これを『正当性の契機』というのじゃ。」
S「ということは、憲法が決まった後はあまり意味が無いことになってしまうの?」
J「それでは、永続していく憲法の意味を正しく理解していないことにもなりかねん。原則的には、国民主権は直接的な権力の行使により実現されるという点に本質があるといえる。したがって、国民主権の意味内容は『正当性の契機』のみではなく、国民がどのように国家権力を行使するのかという組織的・制度的な問題とも関連するものと解されるのじゃ。」
S「先に述べた『力』の部分になるのですか?」
J「おっ、よく気づいたの~。国の政治のあり方を最終的に決定する権力を国民自身が行使するという『権力的契機』というものが主権の内容に含まれ、そして両者は密接不可分に結び付くと考えられることになるのじゃ。まぁ、他の考え方もあるんじゃがの。またこの続きは次回にしようかの。」
S「はい!」