最近「愚痴ブログ」みたいなので、真面目な話を一つ。
確率について色々と書いてきましたが、これが一番大切かもしれません。
所謂「確率の収束」についてです。
これは以前も一度書きましたが、確率は「収束する」というより、「結果として収束したように見える」という方が正しいかもしれません。
パチンコ(デジパチ)は「独立抽選」ですから、過去の事象が現在や未来に影響を与えることはありません。
分かりやすく言えば、
「さっきハマッたから、次は浅い回転で当たる」
とは言えないということです。
これは実際にデータを採り続ければ実感できます。
数字上では、5%を切る3倍以上のハマリが3連続で来ることも起こり得ます。
実際に僕が何度も食らっていますし(涙)
既出のように1/100以下の機械をメインに稼働しているのですが、通常を1000回して当りが3回なんてこともよくあります。
逆に浅い回転での当りが集中して、2000回転ほどで30回以上当たることもあります。
このハマリや浅い回転での当りが、起こった後では上下動する「波」の様に見えるので、これを予測しようとする「波理論」なんてたわけたものを語る人も出る訳です。
結論を述べれば、
「試行回数を積み重ねれば、それほど酷い数字にはならない」
ということになります。
ただ、どのくらいの回数を重ねれば「それなりの数字」になるのかは決して分かりません。
今までの経験から言えるのは、100回程度では話にならないと言うことです。
1/100で100回なら1/80~1/125くらいの幅は普通に出ます。
これを積み重ねていくと、1/100に近付いていく訳です。
普通にパチンコを趣味として楽しむ方は、1日に通常を1000回以上回すことの方が珍しいと思います。
1000回と言えば、大変な数字に感じますが、甘デジでも確率通りで約10回分にしか過ぎません。
ミドルなら3回チョイ。旧MAXならたった2.5回分です。
100回ですら幅は大きいのに、1日にこれしか試行しないなら、「不調」と感じる期間がどれだけ長くなるのかが理解できる筈です。
それに加えてパチンコの確率分母は大体「80~400」です。
「6」のサイコロに比べれば、どれだけ振れ幅が大きく、「収束したように見える」まで時間がかかるかも想像できると思います。
更に最近の機械は、高確率中の分母もやたら大きいです。
「牙狼」のST中の分母が約「109」。
これを160(161だったっけ?)回で引く。
継続率約「77%」と字面は良いですが、単発率は「23%」。
2倍ハマリの「13%」より10%も高いです。
またST中の当選確率は甘デジを150回転以内で引く場合より少し厳しいです。
甘デジばかり回して、150越えなんざ「当たり前」と思っている側からすれば、
「STを2連続スルーした(怒)」
なんて言われても、
「3倍も越えてないでしょ。そんなん珍しくもないわ」
としか感じられません。
分母が大きいことに加えて、STで回数に制限もある。
これでハマリが集中すれば、STスルーが頻発します。
逆に浅い当りが続くと、10連以上したりする訳です。
こんなのアホみたいに荒くなって当然です。
何処かの記事で
「昔は勝っても負けても、二万円程度だった」
という言葉を見かけました。
それが今では僕が記載している様に、甘デジですら1日で五万円以上の勝ち負けも珍しくありません。
確率のことも理解できずに、ただ「幸運」を願ってお金をつぎ込む。
その結果がどうなるかは想像に容易いです。
またダ○村大先生や一部の無責任なメディアが、何の根拠もない「必勝法」を垂れ流しています。
当人達がなんの利益も享受してないならまだしも、有料サイトは作るは雑誌は発行するは。
ちょっと「確率」の理解が出来れば、どれだけ「あり得ない、イ○チキ臭い」ことなのかが分かります。
上記の方々のような「ボーダー理論否定派」は
「回る台でも当たるとは限らない」
とお題目のように言いますが、そんなの当然です。
だってデジパチは「独立抽選」ですから。
回る台の利点はただ一つ、
「投資金額か少なくなる」
ただこれだけです。
買い物をする時には、少しでも安いものを望むのが普通でしょ。
パチンコだって同じです。
1回の当りに仮に400回転かかったとして、
「20/1K」なら20K、「16/1K」なら25K。
そんなん前者を選ぶでしょ。
この5Kの差が「勝ち分」になっていきます。
400回転で5Kなら4000回転なら50Kです。
4000回転なんて専業さんなら2日で回してしまいます(笑)
確率のことを理解して、普通の金銭感覚を持っていれば当たり前に分かることです。
抽選の分母が大きい上に、STやラウンド振り分けのせいでやたら荒い機械ばかり。
それに加えて、「怪しげなボタン(笑)」が付いてるせいで、端から見れば失笑もの(失礼)な行動をする人が後を断ちません。
いくらボタンをリズミカルに押そうが、連打しようが抽選結果は決して変わりません。
画面を撫でても魚群は出ません(演出は基盤が決めています)。
カウンタや出玉グラフをいくら眺めても、次の当選回数を正確に予測することも不可能です(可能なら超能力をお持ちかと)。
勝ちたいなら、するべきことは2つのみだと思います。
「投資金額を押さえること」
(回る台を打つか、出玉を多めに取る)
「試行回数を重ねて、収束したように見えるまで回し続けること」
(最近の機械は時間がかかりますが)
話は変わりますが、最近一番衝撃を受けたことは、パチ屋の従業員(白服ではない)が、
「回る台でも当たらなきゃ意味ない」
とのたまったことですかね。
それなりに長く働いている人がこんなことを言うくらいですから、ボーダー理論のハードルは僕の想像以上に高いのかもしれませんね(笑)