SAWAKIGYM所属パーソナルフィットネストレーナーの須原公司です。
今回のテーマは、トレーニングの「順番」についてです。
1度のトレーニングで全身をフォローする場合に、どういった順序で進めていけば良いのか、という事ですね。
「筋トレ」基礎知識その8)下半身→上半身→体幹の順に鍛える。
筋トレのマニュアル本などでエクササイズを解説する際、カラダの上から下へ、上半身→体幹→下半身の順番で鍛えよう!と紹介される事が多いんです。
ですが…それに従って、上半身→体幹→下半身の順に鍛えてはいけません。
実際は「下半身→上半身→体幹」と鍛えるのが理想です。
下半身の筋肉は上半身と比べて大きい…のはイメージでも何となく分かりますよね。
例えば、大腿の太さは上腕の2倍ほどあるのが普通であり、肩の三角筋と比較すると、お尻の大臀筋は圧倒的にボリュームがあります。
大きく太い筋肉ほど出せる力は強いので、それだけ重たい負荷を掛けてトレーニングしなければいけません。
セッションの前半ほど筋肉は元気で、後半になるにつれて疲労が溜まって徐々に元気が無くなるので、重たい負荷を要する下半身の筋トレをまずは優先的に行うべき、という訳です。
残るは上半身と体幹ですが、自体重トレーニングでもウエイトを使用するトレーニングでも、体幹は1番最後に回すべきパーツ。
ウエイトをコントロールしてフォームを固めるには、体幹がしっかりと重心をブラさずに定め、姿勢を保つ必要があります。
先に鍛えて体幹の筋肉が疲れると、フォームが乱れやすくなるので、体幹は最後に鍛えるべきです。
よって、下半身→上半身→体幹という順番を守るのが正解、という事になりますね(^^)