コストは使い方! | P&F社長の今日の一言

コストは使い方!

経営者にとって会社のお金を使うのと、お金を使わないのとでは
実はお金を使うほうが結構難しいものである。
そういう観点を持っている経営者こそがまともな経営者だと思っ
た方が良い。(お金を使うのは“簡単”だという経営者は経営の
本質が理解できていないと思う)


だから、経営者にとってはお金の使い方というものが経営の栄枯
盛衰を決める。
どこにお金を使い、どこを徹底して絞るのかが大
切である。かけるべきコストは徹底して大胆に使い、削るべきコ
ストは徹底して削る、そういう所が解っている経営者は業績を上
げるのが上手い。


例えば、ほとんどの中小企業の経営者で業績を上げるのが上手い
人と、業績が一向に上がらない経営者とでは、決定的に人材の採
用と育成にかけるコストを使うか使わないかで決まっている

ものである。
(大企業はその辺りがしっかりと解っているので、人材の採用と
教育には多大なるコストをかけている)


その他にも私自身が考えているコストの使い方として、これまで
も大事にしてきたのは“メンバーのガス抜き”の為のコストであ
る。メンバーのガス抜きのコストとは、仕事以外で日常溜まるス
トレスを発散するための飲食代や海外旅行やイベントなどの費用
なども、非常に重要なコストだと思っている。
そういったコストを使わなくては、結局メンバーの一丸力やモチ
ベーションアップやストレス発散などが出来ずに、頑張って働い
てくれるメンバーの心の状態を保つことが出来ない。


逆に、私は徹底して削減してきた事は“無駄な社長室”や“高級
社用車”や“豪華な事務用品・備品”などである。


結局、企業には無駄なコスト(ロスコスト)と必要なコスト(プ
ロフィットコスト)があり、それを徹底的に無駄を省き、かける
べきコストを大胆に投資するのが経営者や責任者(権限を持

もの)がやるべき重要な意思決定である。


来年一月より新生ピーアンドエフがスタートするが、私はそうい
った無駄なコストを徹底的に削減すると共に、かけるべきコスト
に関しては大胆に投資を行なっていきたいと思っている。
非常に“ワクワク”とした改革になると確信しており、メンバー
各位においては期待をしておいてほしい。

※本日から三日間の幹部会議を温泉地にて行なっているのも、

私は結局狭い事務所の中で、未来を議論するよりも温泉地にて

視野を広げたり、日常の空間から離れることによって、より良い

意思決定が出来ると判断しているからである。