わたしが ひとりで いたとき、
ひとりで 思考していたら、
思考は 加速してゆき、暴走し始めて、止まらなくなり、
わたしは その過剰(かじょう)と豊穣(ほうじょう)によって、
息(いき)も 絶え絶え(たえだえ)に なった。
まさに 思考は わたしを 超え出ていた。
思考が アーリマン/ルシファーの領域から 自由になると、
思考は 人間の低次の自我を 超える。
そして わたしは 他ならぬ 純粋思考(じゅんすいしこう)によって ひとり 取り残される。
このとき 「わたし」が 「あなた」に 出会わなければ、
わたしは 生と死の際(きわ)にあって いわば 魔界(まかい)に 踏み入る(ふみいる)。
地獄(じごく)に 落ちるのだ・・・
さて、・・・