fragment | 大分アントロポゾフィー研究会

大分アントロポゾフィー研究会

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イメージ体/文脈イメージは、思考そのものではない。

思考が、地上生活の必要に応じて適宜、イメージ体を生み出すのである。

 

思考がイメージ体から自由になると、その思考は純粋思考となり、思考本来の力を発揮するようになる。

霊と精神へと向かう思考の本来の性質が、明らかになる。

 

イメージ体の仮象としての性質を、思考自身が直観/観察し、そこに霊/精神はいないことを知ることにより、思考はイメージ体から自由になる。

そして、思考は自らの本性に気づくのである。霊的本性に。

 

ここで、霊的思考である純粋思考を、ロゴス(Logos)と呼ぼう。

霊的思考は、人間の魂に憑依(ひょうい)した影のようなイメージ体の虚構性を見破ることにより、魂をその桎梏(しっこく)から解放してゆく。

魂はそのようにして浄化されてゆき、言葉の真の意味において、アニマ(Anima)へと変容を遂げる。

 

形成的な力としてのロゴス(Logos)は、アニマ(Anima)のいわば内部へと入っていき、新しいものを生み出す。芸術を生み出すのである。

この経緯は、まさしく聖霊降臨の事柄に他ならない。