魂の空間において見る/聴く | 大分アントロポゾフィー研究会

大分アントロポゾフィー研究会

ブログの説明を入力します。

芸術家は、自らの魂の空間において見るもの、単なる感覚的・言語的イメージとは異なるものを、表出する。

例えば、モーツァルトは彼の魂の内に現れた、例えば交響曲第25番ト短調を見(聴き)、それを五線譜に書き写す。

原理的には、インプロヴィゼーションである。

 

鉱物界の特徴として、時間は物理的に不可逆なので、人間の為すすべての営みは、インプロヴィゼーションの性質を持つ必然である。同じことは二度とは起こらない。

個々の人間たちが、個々の歴史的事実/出来事を生み出していることを考えれば、これらの歴史的事実/出来事の生起それ自体が、インプロヴィゼーションに他ならないと言える。