デカルトの”我思う、故に、我在り”が、自己認識の原形である。
しかし、ここには”他者”という切り口がないため、自己認識=他者の秘儀という文脈によって特徴づけられる意識魂の時代を射程に収めることができない。
”他者の自律性に極力介入しない”というのが、倫理的個体主義の原則である。
この原則を この現代という超資本主義のエゴイズムの時代に 貫き通すことは 極めて困難だが
この原則が よくも悪くも 好き嫌い抜きに 耐えに耐えて ・・・
とにかく
相手がそばにいる時に(ネット上でも同じです。ネットでは時間と空間がほぼ消えますから)
決して相手を非難しないようにしましょう。
その人が 弱っていたら 助けてあげるか そっとしておきましょう。
その人を それ扱い しないようにしましょう。
その人は あなた です。
倫理的個体主義の原則に従えば
わたしは あなたを あなたは わたしを 絶対 それ(外部・他者)扱い してはならないのです。
あなたは あなたとそれを 混同してはならないのです。それは 自己疎外です。
なぜなら このことが すべての (社会的)病の 原因となるものだからです。
*参考文献:シュタイナー『自由の哲学』~♡♡♡
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♪ LA SCALA / Keith Jarrett