あの日から約20日が経つ。


あちらこちらで寸断された道路は、少しずつ元の形になっている。


あちらこちらで閉ざされていた水道も、一部を除いて断水は解除されている。

氾濫した川は、多少濁りはあるものの、落ち着きを取り戻して、普段の流れになっている。

自衛隊による、入浴支援もほとんどの地域で無くなってきた。


物流も回復し、スーパーやコンビニの棚には商品が普通に並んでいる。


並び始めただけでなく、あれだけ枯渇していたミネラルウォーターも、

今は大量に入荷して箱のまま山積みされている。



街を見ると、車は普通に走り、人は普通に歩き、鳥も普通に囀っている。


テレビをつければ、あの日の災害のことよりも『 今日も暑い一日になりそうです 』

『 〇〇県〇〇市で39度を記録しました 』と、酷暑の報道ばかり。


街はあの日の前の姿に戻りつつある。





でも。


まだまだ復興途中。

まだ水を求めて給水所へ向かう人もいる。

土砂に侵された家の中を必死に掃除している人もいる。

避難所の硬い床で寝泊まりしている人もいる。

行方不明になっている家族を、必死の思いで探す人もいる。

水の出ない地域へ、命の水を届けている人もいる。

土砂に埋まった家屋や道路で、酷暑の中働き続ける自衛隊員やボランティアの方々もいる。



まだなんだよ。


復興には、まだ一歩踏み出したかどうかなんだよ。

被災してない地域や、被災の程度の軽かった地域では、そんなに感じないでしょう。

いや、むしろ平穏が戻ってきているでしょう。


でも、一日一回でいいんです。


未だ不便な生活を余儀なくされている人がいると言うことを思い出してください。

未だ行方不明者がいると言うことを思い出してください。

未だ市民、町民の為に、汗水流して働いてくれている自衛隊員がいること、

未だ何のゆかりもない土地で、一生懸命汗水流して土砂の掻き出しをしている人がいると言うことを思い出してください。




平穏が戻った人にお願いしたいこと。



ボランティアに行けとか、募金しろとか言いません。


一日に一度でいいんで、今回の豪雨災害を思い出して下さい。


オイラもどちらかと言えば平穏が戻って来た側です。

でも、忘れるなんて出来ません。

出来ないし・・・




この、ウチの近くの山が削れた場所を見る度に、あの日の事が蘇ります。


生かされた人はそれに感謝し、その分の気持ちを



『 元気玉 』として、未だ不便な生活を強いられている方へ送りましょう!


当分先の話にはなるけれど、いつかきっと本当の復興を果たす日まで!!!




頑張ろう!西日本!
頑張ろう!広島県民!



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