手根管とは、手のひらの付け根にある
靭帯と骨で囲まれた長さ約3cmのトンネル状の空間です。
手根管の中の圧力が高まると、神経が圧迫されて
手や指にしびれや痛みを感じるようになります。
それだけでなく、こうした手や腕の症状を抱える人たちは
後々に上背部や首も痛めてしまう場合が多いと言われています。
背中を丸めて首だけを起こし、腹部が圧迫されている前傾姿勢は
首と胸椎に継続的な力が加わる不健康な状態です。
椎間板の間隔が狭くなり、やがて脊柱に何らかの
歪みが生じるようになります。
姿勢症候群を予防するには、20~30分おきに少しでも休憩し
同じ姿勢をとり続けないようにすること。
手首や腕、肩、首、背中のストレッチを心掛けることが
重要です。