夏休みの高校実力養成講座の思い出 | 慶大通教課程(73期秋学士入学)での学びとその後

慶大通教課程(73期秋学士入学)での学びとその後

文学部I類(2019.10-2022.3)で学士(図書館・情報学)を取得。その後の学びの記録と育児を中心に書いてみたい。他の取得学位は学士(文学/玉川大)、学士(教養/放送大)、学士(福祉経営学/日福大)、あと学士4つ、修士2つ。

パラグライダーに乗った経験はある?

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パラグライダーに乗ったことはないが、見ると必ず思い出すことはある。
 
三十数年前、学校が休みの日には、NHKラジオ第二放送を聞くのが好きだった。
親が基礎英語等を聞かせるために朝つけていたのだが、ふだんの平日は、登校後の番組は聞けないので、最大でも、7:20からのハングル講座の途中までが聞けるだけだった。
 
しかし休みの日は違う。そのまま聞いていてもいい。そこで、フランス語講座、中国語講座、スペイン語講座など、寝そべって聞いて、各言語の音の響きの違いを楽しんだりした。青空班ノート、あきおの日記、といったドラマも楽しんだ。
 
そんなふうに過ごしていた中学3年の頃の夏休み、ギターの音楽とともに「高校実力養成講座」なるものが始まった。ラジオでは英語と国語の講義があり、これがまた楽しかった。土屋博英先生の古文講義が最高だった。
 
あまりに面白かったのでテキストを購入してもらい、内容を見ると、テレビでは、数学の講座があることがわかった。数学は苦手中の苦手だったので、テレビの講座を見れば多少マシになるかと思って、中3の頃か高1の頃か忘れたが、テレビの講座を見始めた。
 
…のだが、数学の講座は、やはり何を聞いたか全く思い出せない。思い出せるのは、講義の合間に1分間くらいの休みがあり、そこで映し出された多数のパラグライダーが飛ぶ映像だった。当時はパラグライダーという言葉も知らなかったので、なんだこのパラシュートみたいな乗り物は、と不思議に思っていた。そういうわけで、パラグライダーを見ると、実り多かった夏の日の英語・国語の勉強と、何も身につかなかった数学の勉強に取り組んだ、遠い遠い夏の日を思い出すのだ。