カリスマのブログ

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美濃の蝮「斎藤道三」

斎藤道三と聞くと、美濃の蝮(まむし)という代名詞で有名です。

 

しかし、教科書で学んでいると、耳にしない人物でもあります。

高校までの日本史を学んでいると時代を震わせた人物としては

 

織田信長
豊臣秀吉
徳川家康

 

が取り上げられますよね。

 

「泣かぬなら〜」逸話でも有名です。

 

戦国時代とえば、織田信長からがスタートと思う方が多いと思います。

 

しかし、本当の礎を築いたは斎藤道三なんですね。

 

・槍ではなく、鉄砲に目をつける
・座が商売を牛耳るのではなく、楽市楽座を行う

 

これらを行ったのは、織田信長という記憶がある方がほとんどでしょう。

 

しかし、鉄砲に目をつけたのも、楽市楽座を実行したのも

元は斎藤道三とも言われています

 

油売の商人あがりだった理由もありますが、斎藤道三は類まれない先見性を持っていたわけです。

斎藤道三の美しさは潔さ

なんで、いきなり斎藤道三の話をしているのかといえば

先日、司馬遼太郎さんの『国盗り物語』を読んだからなんです。

 

4部作という長編ですが、面白かったですよ。

 

それを読んでみて、感動しました。

 

悪逆非道という印象が強い斎藤道三ですが
『国盗り物語』を読んでみると、その印象は激変したんです。

 

むしろ、斎藤道三に憧憬心すら覚えました。何がそんなに感動したかというと斎藤道三の最期です。

 

美濃の国主になった斎藤道三にとって、天下統一は目前でした。

あとひと踏ん張りというところでしたが、長良川の戦いで息子にあたる義竜(腹違いの子)に討伐されてしまったのです。

 

史的な詳細の記述は控えますが

 

この戦い、本気を出せば勝てたんです。

 

戦のいろはも知り尽くし、老練な戦の腕も持っていた斎藤道三なので、その気になればいくらで手段はありました。

 

過去の道三といえば、蝮のように獰猛でした。
 

その圧倒的な強さで敵を蹴散らし、人智の限りを尽くし、美濃の国主になりました。

 

目的を達成するためには手段を選ばない、それこそ非情で残忍な男だったんです。

 

しかし、道三の最後となる長良川の戦いでは様子が違いました。

義竜との戦いとなる長良川の合戦の時、斎藤道三は63歳でした。

 

道三はこう考えます。

 

「例え手段を尽くして、義竜に勝利しても、この年齢で天下統一を目指すには人生の時間がなさすぎる!」

 

「であれば、俺の天下統一という目標を織田信長に託そう」

道三は織田信長は、やがて天下を取る器量があると見込んでいました。

 

戦うことを諦めた時の道三の様子を『国盗り物語』では

 

なにやら紅葉狩りにきて、四方の景色を眺めている老風流人のようなのんきさ

 

と描写されています。

 

過去の魔術師のような軍略家の斎藤道三とはまるで別人のようだったみたいですね。

 

そして、長良川でその63年の色濃い人生の幕を閉じました。

なんとも、潔い最期ですよね。

若者にバトンを渡す生き方

軽躁に名跳ね回って見苦しい死に方ではなく、死をどっしりと受け止めるように死んでいきました。

 

それができたのは、変な執着を捨て、織田信長に譲ることが出できたからだと思います。

 

もし、斎藤道三が

 

「なんとしてでも俺の手で天下を取りたい」

 

と意地っ張りに固執していたら、潔く綺麗な最期はなかったはずです。

 

後世に夢をつなぐ

 

という考えが道三自身にあったため、織田信長のその後の活躍に繋がったわけです。

 

国が乱立する混沌とした時代を統一するという夢は、道三亡き後の、織田信長→豊臣秀吉というバトンでつながっていったのです。

 

天下統一の土台を作ったのは、斎藤道三に他なりません。

 

「この考え方、自分も一緒だな」と思いました。

 

ついつい、歳を取って得られるものが多くなってくると上ばかりを見がちですよね。

 

・自分が活躍して
・まわりにちやほやされて
・気持ちよくなって

 

という風になりやすいです。

 

もちろん、セルフイメージを高めるためにも虚栄心を働かせることも重要です。

 

しかし、上だけでなく下も大切ですよね。

 

「若者は、甘いな〜ゆとりだな〜」なんて言ってしまう方も多いわけですが、これはいただけませんね。

 

これからの時代を担っていくのは、言うまでもなく、下の世代です。

 

上の伝統的な風習を押し付けるのは、私自身も違和感を覚えます。

 

むしろ、

 

「いまの若者はこういう風に考えているんだ〜」

 

と聞いたほうが、どちらにとっても得なんじゃないかなって思ってしまいます。

 

私自身も、後輩と話す時は大先輩の意見を聞くような面持ちで話しを聞きます。

 

私にとっては、40歳、50歳の方の話を聞くよりも、中学生、高校生、大学生の話を聞く方が、実は得るものは多いように思えます。
 

(歴史小説なんて読んでいる私が言うのもなんですがww)

 

もちろん、先輩の話も示唆があり大変勉強になります。

なので・・・結論、

 

どっちも聞く

 

がいいんです。

 

先輩を崇め、若者排除

 

というorではなくandの考え方ですね。

 

中庸が大切ですよ(^^)

まとめ

斎藤道三について考えていたら、ついつい今後の生き方まで話が及んでしまいました(笑)

 

堅苦しい話は嫌いなんですが、たまにはいいですね(^^)

 

 

斎藤道三が織田信長に、時代の準備を整え、バトンを繋いだように
 

私たちも、今後の若者が働きやすいように環境を準備し、バトンを繋いでいきたいです(^^)