翌朝、少し早めのチェックアウトをして、諏訪大社の脇から分杭峠に向かいました。

諏訪大社でお参りしてから行きたい、と思いつつも、迷っているうちにパパはスルー。


ところが、諏訪大社の脇を通り抜け、峠に向かう道を走り出した瞬間。


ざわざわする。

首のあたり、腕、なんだろうこの感触。でも黙っていると、

「なんか、視界がぼやけて見えるところがない?」とパパ。

言われてみれば山肌がなんか白くボヤぼやっとしてる。


変だなあ…と思いつつも、そこから数キロ進んで行くと、さっきのザワザワ感はなくなっていた。


途中にある村は、古い家がおおく、人どおりもなく、まるで時間がとまったかのようにひっそりとしていた。


湖の脇を通り抜け、いよいよ峠っぽい場所にさしかかると、またさっきのザワザワ感が蘇ってきた。

林の中にはところどころボヤッと霞んで見える場所がある。あのボヤッとしたものはなんなんだろう?



そしていよいよ終点地点まで来ると、マイクロバスに乗り換えることになった。そう、あまりに道が狭いのと、混雑防止から自家用車で入れるのはここまでなんです。


バスを待つ人は、かなり具合の悪そうな人も多く、乗り合わせた人たちはみな無口にじっと座っていた。







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