『赤シリーズ』のように素直に泣けるドラマでした。〜『家族の旅路』を視て | 数寄と風流と(旧)

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最近のテレビドラマは、それなりに面白いのですが、視ていて頭が疲れるものが多いですね。そういった中で、かつての『赤シリーズ』のように私たち視聴者が視ていて、物語の方向性も予想できたにも関わらず、素直に感動させてもらえるドラマがありました。それが滝沢秀明さん主演の『家族の旅路』です。
     滝沢さん演じる祐介の神仏のような慈悲の心を持つ育ての両親を演じた益岡徹さん・いしのようこさん。お互い身勝手なのですが、子供への愛は本物の祐介の実の両親を演じた遠藤憲一さん・横山めぐみさん。人情に厚く祐介を叱咤激励して物語を盛り上げた片岡鶴太郎さん(鶴太郎さんの熱演の果たした役割はもの凄いものがあります)、自らの良心を信じる元刑事を演じた石丸謙二郎さん。ふだんは職務に忠実ながら、実は思いやりを持った刑務官を演じた湯江タカユキさん。祐介の祖父を演じた目黒祐樹さんをはじめとするベテラン勢の熱演。
そして祐介の妹・礼菜を演じた谷村美月さん、主演のタッキーもそれに負けないくらいの熱演で、私たち、このドラマを視た者を感動させてくれました。