こんなどうしようもない社員でも少しずつ仕事に対する考え方が変わってきたのです。
ある程度仕事がわかってきて現場を任されるようになると不思議なものでやる気が出てくるものです。
これが立場が人を変えるってことでしょうか。ある時は三日三晩ほとんど寝ずに仕事をしていたことも
ありました。やればできる子でした。
でもまだまだ文句が多い青年です。文句を言いながら最終的にはやるんですが文句を言わないと気がすまない性格でした。
ある日父親からこんな事を言われました。「どうせやるなら文句を言わずにやれ!そして気持ちよく仕事しろ!」
よく親父を観察していると親父はいつも快く仕事を引き受けていました。ここは今でも見習って実行しています。
そんな青年に転機がやってきます。それはある日親父が「そろそろ一緒に会社を辞めて独立しないか?」と言い出したのです。「仕事を出してくれる人がいるから」「今より給料も増えるから」などと言われて単純な青年はその気になってきました。私がこの会社に入社してまる4年たった時のことでした。