私が深夜放送というものを 聴き始めたころ、
1970年代の中ごろ この曲がよく流れていた
ものです。
最近、ふとした事で この曲が頭をよぎったの
ですが、何とも口ずさみ易いメローディーに
改めて魅了されました。

     ひとりぼっちの部屋 
   作詞・作曲・歌 / 高木麻早




  ♪ 今 ひとり部屋の 隅にいて
    今 ひとりひざを 抱いて眠る

    ギターの爪弾き それは昨日
    甘いささやき それは明日

    今 ひとり部屋の 隅にいて
    今 ひとり想う あなたのこと


  ♪ 今 ひとりソファー 横になって
    今 ひとり時計 ながめている

    おやすみなさい それは昨日
    いつもの駅で それは明日

    今 ひとりソファー 横になって
    今 ひとり想う あなたのこと


     ラ~ラ~~ ラララ ラララ 
     ラララ~~ ラ・ラララ~~
     ラ~ラ~~ ラララ ラララ 
     ラララ~~ ラ・ラララ~~

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60年代のモーレツな社会の熱気の後の、
70年代の ややクールダウンしたムード。
それを象徴するような曲ではないかと思い
ます。
独特な気だるい感、口ずさみ易さ、そして
美しいメロディーやストリングスが一体と
なった、まさに この時代を代表する曲の
一つ
だと思います。

この気だるい感-これは深夜放送を聞いて
いる内に、いつの間にか 白々と夜が明けて
きた、そんな頃の気分を思い出します。
今は、部屋の片隅で 一人寂しくいるけれど、
明日になれば きっといいことが待っている。
思えば、そんな のどかな時代でした。


実はAメロとBメロしかない、単純な曲構成
ですが、それで5分近くも聴かせるのです。
いぃ~まぁ~ ひとり へやの
 す~みぃぃぃぃぃい にいてえぇぇぇぇ~~

この心にジワーと入って来る、粋で雅び
歌いぶり。
気だるい中にも、アン二ュイな不思議感が
バランスよく入っていて、それが時代の潮流
なのか
と感じたものでした。
今も全く色褪せない、時代の空気感が広がる
名曲だと思います。