山形県鶴岡市・三瀬保育園。
汽車の線路をつなげて遊んだらおもしろそうなテーブルを作りました。
高さや幅は4~5歳児、おとなをイメージして決めたので、あそびにやってきた2歳児にはちょいと高いかなぁと思っていたのですが、視線の高さがちょうどいい感じでしたし、器用に汽車を走らせていましたので、2~3歳児も十分に楽しめそうなテーブルになったようです。※手作りなので、高さ等の調整は随時可能。
【イメージをどんどんふくらませていく】
ふたりをよく見ていると、そこにあるいろいろなものを使って、ぶつぶつ何かを言いながらイメージをふくらめている感じです。このふたりのイメージは必ずしも一致していないようでしたが、男の子の方は女の子に気を遣いつつ、うまく遊んでいる感じでした。そのうち、この男の子は動物園に家族で行ったときのことを思い出し、動物園の世界を表現し始めました。
【女の子がごはんに行った後、動物園色がより強まって】
しばらくして女の子が保育者の声かけでごはんに行きましたが、そこからこの子の動物園ワールドがさらに花開きます。行ったときの話を次々にしつつ、手は動いています。まさに、世界に没入している状態です。
ところで、ほとんどの2歳児が、となりのランチスペースで食事をしています。
あなたならどうしますか?
おわり。
おまけ。
この部屋からJR東日本羽越本線の列車が見られます。
ちょうど貨物列車が通ろうとした時、彼が音で通過に気づき、
通り過ぎる列車を見ながら手を振っていました。
去った後は、また、あそびに没頭しました。
その園の置かれた地理的環境を生かす環境整備。
保育者1人以上の役割を果たします。
【バイバーイ、と通り過ぎるまで手を振り続けた】