時計ブログには不向きですが・・・国産腕時計を語る上で、避けられないのが、戦前の別名なのです。
本当はロレックスを記事にしていれば、アクセス数はそれなりに増えるのですが、時計ブログを始めたのですから、国産腕時計も紹介したいです
本日は戦前に精工舎（現セイコー）から販売されていた別名（ペットネーム）でも少し珍しいモデルを・・・
最近の市場で殆ど見かけないのですが、既に80～100年は経過してますので、仕方ないですね！
上記画像のムーブメントを確認すると、3本共に「ネーション型」ですが、左側のネーミングだけ違います？
そうなのです！当時は、同じムーブメントのネーミングを変えた別名（ペットネーム）が数百種類は製造されてました。
何故？と不思議に思われますよね！
その答えは、
スイス製より精度で劣る国産製、
どうしても販売数が増えなかったため、国産製と解らないネーミングにして、数打てばあたる見たいな感じになっていたようです。
子供だましのようですが、
当時の国産腕時計メーカーは、
厳しい状況に追い込まれてました
当時のパリス管用の革ベルトです。
どちらのモデルも稼動品になりますが、日差は±３～５分位です
腕時計としては、機能しませんが、
ファッションとして、腕に着けていると目立ちますしお洒落ですよね
メーカー：精工舎
別名：CHRONOMETER PARROT
（クロノメーター パロット）
八形ネーションパリー型
中光り銀色支
メーカー：精工舎
別名：GREAT(グレイト)
八形ネーションパリー型
7石、白支文字盤
画像を見ていると、
１００年前にタイムスリップしたようで、どのような方が所有されていたのか？とても気になります。
≪参考資料≫
精工舎（セイコー）の別名
【腕時計】
SEIKO（セイコー）側の裏蓋にSKS FINE NICKEL ⇒ 鶴マーク印へ
LAUREL (ローレル) 12型の懐中時計
MERCY（マーシー）13型の懐中時計
セイコー（カタカナ文字）精工舎からは正式に販売された記録が無く詳細は不明
SEIKOSHA PRECISION（プレシジョン）
SEIKOSHA EXTRA FLAT（エキストラフラット）
SEIKOSHA CROWN（精工舎クラウン）10形、15石
MINISTER（ミニスター）
NATION（ネーション）8形、9形、10形パリ型（7、10、15石）
DAHLIA （ダリア）8、10形パリ型、9形モリス型
PARROT（パロット）8形男女兼用、ＳＫＳケース
POPLAR（ポプラ）8形男女兼用、ＳＫＳケース
PINK（ピンク）8形男女兼用、ＳＫＳケース
MORAL（モラル）9形パリ型
LESTER（レスター）
SPEET（スピート）
ROBIN（ロビン）
STATE（ステート）
RULER（ルーラー）懐中時計にも有ります
PANAMA（パナマ）
PUBLIC（パブリック）
ALBERT（アルバート）
STORY（ストーリー）
SUCCESS（サクセス）
UNIT（ユニット）10形変型
VION（ビオン）10形変型
LEADER（リーダー）10形変型、10形パリ―型
GREAT（グレート）男女兼用、ＳＫＳケース、FINE NICKFL
GLORY（グローリー）9型は1923年（大正12年）に先行試作品
PEACE（ピース）軍用二重ケース腕時計、普及品も8形変型
COMMAND（コマンド）二重ケース腕時計、普及品は10形変型
ENTON SPECIAL（フェントンスペシャル）10型
※上記以外にも別名（ペットネーム）は存在してます。
