前回の記事に引き続きまして。。。
これまでに戦前~戦後に存在していた国産機械式の別名(ペットネーム)は
おそらく500種類くらいあるのではないかと思ってます。
しかし、このマニアックな領域へ踏み込むと直ぐに大きな壁が立ちはだかるのです。
その一番の壁は情報が少ないことにより、どれが本当のオリジナルなのか?
特に戦前モデルになると、米軍による爆撃の影響で時計関係の一般用資料も殆ど
遺って無いようです
ただ当時の時計資料が軍事資料と関係があったらしく、国家に没収されているよう
ですが、何処へ保存されているのか?これ以上、個人が調べると危険です
そうなると、当時の原物からオリジナルを解明するしかないためコツコツ集めてました。
その結果!手元へ【名巧時計のフジ(Fuji)】が辿りついでくれました。
全体的に痛みは感じられますが、奇跡の実働品(日差:±1分程度)です。
この時計だけは次世代へ遺せるような道筋を考えなければなりませんね。
文字盤の12時下にある【Fuji】ロゴも分かり難いのですが、
これこそが、国産機械式の中でも探すことの難しい幻モデルになります。
当時の資料では、名巧時計株式会社 |
所在地:名古屋市中川区西日置町となってますが、
腕時計はそれ以前に製品化していたのではないか?
と思ってます。(憶測ですが。。。)
下記は全体を撮影しましたので、昭和時代を堪能してください
時計本体ばかり注目されそうですが、当時の革ベルト(尾錠含む)
もかなり希少品ですね!
最後に!これが搭載されているムーブメントになります。
下記↓の最後で【名巧時計】を確認出来ます。
国産機械式腕時計の別名一覧表Ⅱ
今回はここまでとさせていただきます。
最後まで御覧いただきましてありがとうございました。