4月がはじまって最初の週末です。
皆さん、いかがお過ごしですか。
Facebookなどにアップされる満開の桜の写真を見ながら、日本の春の美しさに思いを馳せています。
この季節を海外で迎えるのは人生で2度目の経験です。
2000年に当時短期留学先していたオレゴン州ポートランドで迎えた春についで2回目です。
ポートランドにはかつて移住した日本人が植えた桜の木々がありました。
この花によせる日本人の思いの特別さを噛み締めた記憶があります。
今のように便利な移動手段も通信手段もなかった時代、もしかしたら2度と帰れないかもしれない決意のもと新しいチャレンジをした人たちの気持ちを思うと胸が熱くなりました。
ここ上海にもおそらくそういう場所はあるのかもしれませんが、この春は見られないまま過ぎそうです。
日本以上にこの街の春は短いようで、5月の声をきくとすぐにうだるような暑さが街に訪れるようです。
その前のつかの間の爽やかな季節を楽しもうと人々は街を歩いています。
すれ違う人の装いにも華やかな色が目につくようになったのは、ただの気のせいではないはず。
今日、滞在中のホテルのそばに良い感じのカフェ兼バーを見つけました。
古い建物の一部を改築してつくってある雰囲気の良さに加えて、この店はBGMが素敵です。
卵スープをすすっていると、ビートルズの"Here Comes A Sun"の少し気怠い感じのカバーが流れてきました。
「リトルダーリン、長くて寒い冬はもうすぐ終わりだよ」という歌詞を聴きながら、この曲に意訳の日本語詞をつけて歌うとしたら「ヒアカムズサン」を「春が来た」にして歌うのが一番ジョージ・ハリスンの意図にぴったり来るんじゃないか、とはじめて考えました。
Here Comes A Sunの後は、タイトルは忘れたけど耳に覚えのあるカエターノ・ヴェローゾの弾き語りナンバー、風の谷のナウシカのボサノヴァカバー、そして個人的に大好きなフォークワルツのMr.ボージャングルetc.. ランチ68元(1150円くらい)はなかなか高いですが、しばらく週末のお気に入りスポットになりそうです。
皆さんの街にも、そろそろ春が来ているでしょうか。
四季という限りなく感じるループの中で、僕らは年を重ねていきます。
でも、それは繰り返しのようでありながら、どれ一つとして同じではない曲線です。
北国の木々が刻む寡黙ながらも逞しい年輪のように、今年1年もまた生きられますように。
最後に覚えたての中国語をひとつ。
祝你周末愉快。(Zhu ni zhoumo yukuai.)
祝という文字には、「祝う」だけでなく「祈る」とか「願う」という意味もあるそうです。
皆さん良い週末を。
oz
人との出会いは/ひとつずつが奇跡
心にみどりの木を持ち続けなさい。
そうすれば鳥たちが歌いながら飛んでくるでしょう。
そして冬が来て。
あなたの覆う葉がもしもすべて枯れ落ちてしまったとしても。
変わらずその背筋を空へと伸ばしていなさい。
鳥たちの歌がもうずいぶんときこえなくなって、鈍色の夕暮れのなか幻のようになったとして も。
そして、春は来る。
穏やかになった風があなたの枝を揺らすとき。
あなたはきっと気づくはず。
去年はきこえなかった歌が増えていることを。
ひとつふたつ。みっつよっつ。
あなたの佇まいを灯台のように、遠くから見つめていた鳥たちの。
そうすれば鳥たちが歌いながら飛んでくるでしょう。
そして冬が来て。
あなたの覆う葉がもしもすべて枯れ落ちてしまったとしても。
変わらずその背筋を空へと伸ばしていなさい。
鳥たちの歌がもうずいぶんときこえなくなって、鈍色の夕暮れのなか幻のようになったとして も。
そして、春は来る。
穏やかになった風があなたの枝を揺らすとき。
あなたはきっと気づくはず。
去年はきこえなかった歌が増えていることを。
ひとつふたつ。みっつよっつ。
あなたの佇まいを灯台のように、遠くから見つめていた鳥たちの。
