雨の朝に想う | OZMA “HARD ROCK PRESS”

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OZMA-X/THE LOVEROCK VIOLENT/X-RAY/ROCKCHILDの
ハードロックベーシスト日記

昨日の昼、Van Halenの1stを聴いた。
高二の春に近所の福田レコード店のおっちゃんが「ええの出たでメラメラ」って聴かせてくれた。
僕はRunning With The Devilをワンコーラスだけ聴いて即決で購入。
当時の僕が何に感動したのかよく覚えていない汗
エディが亡くなった。
僕はとても驚いたけれど「悲しい」という感情がそんなに沸き起こることがなく「僕は一体、どんなスーパースターなら涙が出てくるのかはてなマーク」と自分を疑ったが…
今朝は雨の車中でVan Halenをランダム再生
“Can't Stop Loving You”で
ちょっと悲しくなった。
Sammy時代になった「5150」は聴きまくったが、僕は1stを購入した高校生のときから次に購入したアルバムが「Balance」だったこともあって、この不思議なVan Halen風のポップではないポップソングに思い入れがあった。
でも一番悲しくなったのは“316”が再生された時だった。
エディが息子ウルフィーのために書いた曲でタイトルはウルフィーの誕生日。
優しい父親としてのエディの愛情がメロディに現れる。そのエディの温かい感情とそれを受けた息子ウルフィーの悲しみをほんの少し想像しただけで泣けてきた。

音・曲・ソロ全てにおいて革新的であり、子供のような満面の笑顔とディヴとは違う開脚ジャンプでエディ前とエディ後としてギタリストの時代を分け隔てた。
65歳で…
スーパースターは引退していない限りは何歳で亡くなろうが「早すぎる」と僕は思う。
ずっとずっと生きていて欲しいのだ。
そして、あの頃と同じようにいつまでも僕たちをワクワクさせて欲しいのだ。

2000年にエディの病気が発覚し治療の後、活動を再開したときの2004年のこの動画を観ると親子の愛情そのものが会場全体を包んでいるのがわかる。これがウルフィーのステージデビューであると言われているものなのか…

どうか安らかに
そして、ウルフィーの大きな悲しみが時と共に少しずつ和らぎますように。