ピアノを買う。

そう決めるのは、憧れ、夢、必要性、いろいろな想いが絡まって、楽器選びがスタートするのだと思います。


生徒さんがシゲルカワイの購入(新品)を決意されました。


※画像はシゲルカワイサイトから拝借

決意したのは去年の年末。
大人のお若い生徒さん。お身体の不調などもあって、人生山あり谷ありで過ごされてきた方ですが、振り返ってみると『ピアノを弾く』というその時間に、エネルギーをもらってきたような気がすると、数年前に私のところを訪ねてくださり、レッスンをはじめられた方です。

そこから、一生ピアノを弾いていたい!という想いが徐々に高まり、去年は自ら様々なお店を回られていたとのこと。
ヤマハもカワイもベーゼンもベヒも弾いてみて、自分が最も落ち着くのがシゲルカワイだったとのことです。

表参道店での選定に私も立ち会わせていただき、シゲルカワイを楽しませていただきました。
ピアノの価格は年々高騰していて、大きな決断を必要とする金額ではありますが、これだけの楽器をこの価格で提供できるのは、改めてすごいことだと感じました。
生徒さんが選んだのは3サイズで、巷でも人気のようですが、個人的には2サイズもすごく良いと感じました。特に部屋に置くのならば、このまとまりの良さと素直なレスポンスは、練習をしていて楽しい時間が過ごせそう。

そんな選定を経て、先日無事に納入。
その日から、生徒さんの日常が大きく変わったようです。ふとした時に自然とピアノの前に座って、練習とも思わずにピアノを弾いている時間が幸せで仕方がないとおっしゃっています。

どこのどのピアノがすごくて、どれが最高峰です…なんていうのは語るだけ虚しく、自分の感性に正直に応えてくれる楽器が、その方にとって最高の楽器なんだと、改めて思う次第です。