先日、防府市内で行われていた物産展


(その時に購入した竹内酒造さんのお酒)




そちらに出店されていた竹内酒造さんから

ご紹介をいただき、

『穀良都(こくりょうみやこ)』で作られた

日本酒の会に参加させていただきました




全4回行われる会に途中参加させていただきました

感謝感激です泣




さて今回は第三回目です

前二回は穀良都の田植えを行い、

稲刈りをされたそうです




そして今回はその穀良都の藁を使って

しめ縄作りを行います!




しめ縄の前に穀良都の紹介をします!

穀良都は通常の稲に比べて長い



長いので成長すると稲が倒れやすく

また機械で刈り取るには向かない品種



でもこの穀良都は

日本酒作りに向いている品種なのです



日本酒は、米・米麹・水を使って作られます



この米麹を作ることに

穀良都は向いているのです



日本酒を作るのに好適米として広く知られているのは

山田錦です



この山田錦は

わたしたちが食べるお米と違って

中心部分が白く、隙間があります



この隙間に麹菌たちが入り込み

酒造りに重要な米麹になるのです



穀良都はこの山田錦と同じように

米麹を作ることに適したお米



そしてこの穀良都を使ってお酒を作っているのが

竹内酒造さんです

(防府市内にある1軒の酒造屋さん)




さて、話はしめ縄作りに戻ります





しめ縄は正月飾りとして

幅広く知られています



今はスーパーや百均にも

おしゃれなものや飾りがいっぱい付いたものも出回っています



今回は穀良都の藁とユズリハとウラジロを使ってしめ縄を作ります



こちらがユズリハ




藁は昔から日用品を作るのに使われていました

入れ物になるかごやわらじなど


日用品を編むときは

藁を右回り(時計回り)にねじります


今回作るしめ縄は神事に用いられ神様に向けたものなので

左回り(反時計回り)でねじって作っていきます



藁をひと束にしてそれを二つに分け、それぞれ反時計回りでねじり

その二つを捻って1本の縄のような状態にします





そしてしめ縄に使う飾りの

ユズリハやウラジロは葉の付け根のあたりに

次の年の芽がひっそりと隠れています



次の年も続きますように

次の世代にも譲れますようにと

願いを込めてしめ縄に使われているのでしょうね




もう一つしめ縄作りで大切なことは

葉をつける向きです



表が神様、裏側がわたしたちです



だからこのしめ縄を作る時は

わたしたちから見て裏向きに作ります



根を下に穂を上にくるりと輪っかを作ります



その上にウラジロ、そしてユズリハを重ねます

この時、どちらも葉の裏側をこちらに向けます



そして完成したしめ縄がこちら





今回、留め具は使用せず

藁だけで止めてあります



こうすることで

正月飾りを燃やすどんど焼きの時に

燃え残りが出ません




昔からの知恵が今で言うSDGsであり、

昔の暮らし方から知恵を借りることが

持続可能な循環型になるのではと、最近ふと思います



わたしたちが食べているお米は

食べる・飲む・使うことができる



日本は豊葦原瑞穂国と言われ

水清らかに稲田がつづく実り豊かな国


米とは切っても切れない


お米が伝来してきてよかったな〜とつくづく思います・・・



ということで

まだまだ書ききれないので

次回は日本酒のことについてもう少し触れていきます