念願叶って

さとうきび収穫体験をしてきました!!





さとうきびから黒蜜になるまでの工程を見学させていただいたので

そちらを今回はレポしていきたいと思います!





今回、お世話になったのは

長門市にある長門アグリストさんです




長門アグリストさんでは

黒糖や黒蜜などの販売をしています


それがこちら

その名も純黒糖


砂糖の甘みだけでなく

しょっぱみも感じられます



センザキッチンという道の駅で今回は購入しました!

他にも取り扱い店舗があります






自社でさとうきびの栽培から収穫、

そして加工まで行っています




わたしが今回見学や体験をしたいと思ったきっかけも

こちらで購入した黒糖のおかげです





それでは早速、黒蜜作りの手順をご紹介していきしょう


①収穫




まずは畑に生えているさとうきびを収穫していきます

晴れているタイミングを見計らって大勢で収穫していきます



使う道具はこちら



左側の四角い小さな斧みたいなもので

さとうきびの根本を断ち切ります




その後に右側の鎌を使ってさとうきびを圧搾しやすいように

整えていきます


刈り取られたさとうきびは高さが約3メートル

葉先よりも根本の方が甘みが強い

そのためまずは葉先を切り落とします

目安としては茎の色が緑は甘みが少ないので

黄色い茎に黒っぽいものがついているところから根の方を残し切り落とします

そこは甘みが強く糖度の高いところだそうです



高さの調整をしたら次は余分な葉を落としていきます

鎌の刃の下についているもう一つのところを葉にひっかけ

根本に向かって引くと葉が落ちる仕組みになっています




圧搾の前の状態がこちら






②圧搾


こちらの機械を使ってどんどん圧搾していきます






出てきたさとうきびの原液は緑色!!

抹茶に近いような深みのある緑

泡がたくさん出てきてなんだかビールの泡を連想させます



原液の香りはほのかに香るくらい


ここから黒糖のようなあま〜い香りになるとは

想像できないほどの優しい香り



絞り切ったさとうきびの香りを嗅ぐと

なんだかスイカのような香りがしました





台車の上にあったさとうきびを圧搾して

原液を釜に入れると1杯と3分の2ほどの量ができました




ここまででかなりの人の手を介し

時間がかかります




③煮る


こした原液を釜に入れ火にかけていきます

火を入れるとアクがどんどん出てきます


これを何度も取って煮詰めていきます


火を入れる前の糖度は約17度

ここから火を入れて糖度を約30度まで上げていきます


時間としては火にかけること約3時間!!

じっくりとガス火にかけて糖度を上げていきます



その日の天候や採れたさとうきびの糖度によっても

火入れの時間が変わってきます



じっくりさとうきびと向かい合い

時間をかけて丁寧に作られていきます




糖度が約30度までいくと次の釜にこして移します



原液の時よりも半分ほどの量になっています

でもまだまだとろみは少なくサラサラの液状



またここから火にかけて糖度を60度以上になるまで上げていきます



まだまだアクは出るので取りながら煮詰めます

でも一つ目の釜の時よりもアクの出る量は少なくなりました



先ほどは火を強めにしていましたが

仕上げに入っていくこちらの釜は火は先ほどに比べて弱めて煮ていきます


コゲつかないようにじっくりと火を入れます



この2つ目の釜に入れ火をかけると

あの黒糖や黒蜜特有のあま〜い香りが漂います



そして火をかけることまた約2時間ほどで

糖度が60度くらいにまで達し、黒蜜の完成です!!



市販で見かける黒糖よりも澄んでいて

粘度は少ないです



でも甘みが強い!!!

ほんのちょっと口に入れただけで

ブワッと甘味や香りが広がります



さとうきび100%の黒蜜です



見学の時に教えてもらったのですが

砂糖の代わりに黒蜜を使うそうです




わたしもきび砂糖や黒糖はよく使っていたのですが

黒糖を使うという発想がなかったのです



でもすでに液体になっているので料理にも使いやすそう



早速、試しに使ってみようと思います




わたしたちは店頭に並んでいる商品だけを見て物を買います

でも作っている人に触れ、その工程を目の当たりにすると

ますますその商品に愛着が湧いてきます



口にするものが安全であることは今は多くの人が意識されていることだと思います

だからオーガニックという名前が付くと選びたくなる



でもその物だけでなく

作っている人の考えや思いに触れるのもいいですよ



料理は作る人の思いが乗っかっています



どんな思いで作られているかは私たちには見えないエネルギーとして

受け取っているのです



たくさんの人の思いや愛に触れた1日でした!!

(また出来立ての黒蜜や原液、黒糖などたくさんのお土産もいただきました)




ぜひ気になる方は長門アグリストさんへアクセスしてみてください

みなさん、本当に優しい方ばかりです!


まずは店頭販売されている黒糖や黒蜜を試されてみるのもおすすめです◎