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メニエール病
10年以上前からの症状。
ある日突然、身体のいたるところに痛みが現れました。
しばらく様子をみていましたが、症状は治るどころか徐々に強くなって
病院で一通り検査をしてもらったが、原因は分からず…
最終的に医師の診断で「線維筋痛症」と診断された。
いつ起こるか分からない痛みが全身色々なところに出る。
痛みが出ると1週間〜10日間ほど続き、また違う箇所へと移動す
痛みの種類も様々でズキズキ感やチクチクするような痛み、時には
病院には定期的に通院し、薬を処方されているが効果は実感できて
今までに整体や整骨院、鍼灸院などにも通っていたが、一向に改善
ストレスが続き、ただでさえ身体の痛みで辛いのにメマイも出てきた。
病院では『メニエール病』と言われ、薬を服用しているが症状の改善は
現在は上記の症状に加え、睡眠障害や倦怠感、フラつき、やる気が
さすがに精神的にも参ってる状態。
なんとか治療法がないか…とネッ
【視診・触診】
視診
頚部浮腫(+++)
皮脂(++)発疹(+)
交感神経緊張の所見が診られる。
触診
首肩〜背部にかけての筋緊張及び浮腫がみられる。
特に背部と頭半棘筋ラインの顕著な圧痛もある。
①頭半棘筋
②僧帽筋
③肩甲挙筋
④板状筋
⑤棘下筋
⑥大後頭直筋
⑦胸部多裂筋
【治療経過】
1回目
術後頭がスッキリする感覚がある。
2回目
前回後、久しぶりにゆっくり眠れた。
痛みは変化がない。
5回目
なんとなくだが、痛みが弱くなった気がする。
気が付けばメマイ感とフラフラ感も以前より軽減。
8回目
痛みが出ない日が数日あった。
身体の倦怠感やフラつきも改善。
11回目
調子が良い。
長年の痛みが消失。
この感覚は10年振りである。
現在も1週間に1回は治療を継続中である。
【線維筋痛症とトリガーポイント治療】
線維筋痛症…という病名が誕生し、様々な治療法や診断基準などが知られるようになりました。
しかし、知られるようになったからこそ容易に『線維筋痛症』と診断されることも増えています。
これは逆流性食道炎や過敏性腸症候群や慢性疲労症候群などなど…他の病気も同じくです。
『誕生』してくる【病】は現代社会が生み出すものであり、【疑】をもちながら受け入れる必要があります。
誕生の『誕』は「嘘偽り」という意味があります。
全ての事象において、誕生してきたものに対しては自分自身で疑いをもちながら生きていくことが必要です。
知ろうとすることをして『自分で考える』…ということが大切です。
『線維筋痛症』
私はこの【病】を『交感神経緊張による身体のバグ』だと思って治療をしています。
頚部浮腫により副交感神経を圧迫。
交感神経緊張に傾く身体。
交感神経緊張による痛覚過敏状態。
普段感じない痛みを感じてしまう『脳』。
トリガーポイント治療は『脳の誤認』との戦いでもあります。
線維筋痛症とトリガーポイント治療が相性がいいのはこういう部分にあると、治療結果の事実を踏まえて確信しています。
今回のケースでは10回程度の治療で10年以上悩んでいた症状が解決しました。
中にはもっと時間がかかる人がいますが、首コリ治療に線維筋痛症根治への糸口が必ずあると確信しています。
【株式会社 one page】🇯🇵 国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)🇯🇵 院長・代表取締役 小沢 国寛
国立おざわの銀座院【鍼治療 東京おざわ】 🇯🇵 チーム鍼屋®️🇯🇵 東京都中央区銀座2丁目4-19 GINZA SENRIKEN 5F【銀座並木通り】
【書籍】首コリ治療で世界が変わる!病の本質「トリガーポイント」を鍼で打ち抜く【扶桑社】