柔道の試合で投げる瞬間「ズキッ!!」
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【問診】
2週間の間に2回あった柔道の試合で投げる動作の瞬間に『ズキッ!!』…と腰に激痛が走る。
2週連続の試合で疲労が溜まっていたのか、違和感を感じながら稽古をしていた。
今はじっとしていたり座っていてもズキズキ痛い。
動き始めは呼吸がハッ!!…と止まる程痛い。
前から腰の怪我は繰り返している。
気がついたらずっと違和感がある状態だった。
接骨院に通っていて、
今回はそれでも痛みが引かず、腰痛の頻度も多くなっているため心配である。
稽古が出来ない日が続いており不甲斐ない。
色々と調べて人にも聞き周り、国立おざわに来院して頂きました。
【視診・触診】
腰・臀部浮腫(++)
腰・臀部の筋緊張(++)
体格が良く筋肉量も多い。
腰部の前弯が少なく、後弯が強い。
棘突起部も黒く変色している。
腰部のトリガーポイント活性による疼痛と判断
①最長筋
②腰部・仙骨部多裂筋
③中殿筋
を中心にトリガーポイント治療を行った。
1回目
腰部最長筋・仙骨部多裂筋・中殿筋に認知覚がみられた。
2回目
じっとしているときは気にならなくなったが、
5→3
3回目
最初の頃よりだいぶ楽になった。
【腰痛とはなんなのか?】
そもそも『腰痛(ようつう)』とはなんなのか?
患者としては『腰が痛い』と脳が感じている病態です。
骨格の影響もあるし、骨格を治そうとしても骨格は今までの歴史や遺伝素因もあります。
『疼痛を誘発しているのは何か』
を哲学すると、答えは『腰部に潜むトリガーポイント』が大きな要因になります。
一つは『患部を治療できているか』です。
電気治療や痛み止め・湿布などでは『患部に届かない』つまり、
トリガーポイントにアプローチできていないということです。
ブロック注射は患部にアプローチ出来ているのですが、ウェットニードルによる効果であり、トリガーポイントが広範囲に散在しているケースでは一時的になります。
ドライニードルで広範囲のトリガーポイントを治療する事により頑固な腰痛と戦うことができます。
人間の脳は曖昧です。
『ここが痛い』…というところが悪いところでは無いかもしれないし、
『良くなった』…と思っていても脳がトリガーを認知していないだけかもしれません。
腰の様に範囲は広い部分は、『患者が気が付いていないトリガーを見つけ出すこと』が治療の基本です。
ちなみに『ストレスが腰痛の原因』とまとめられることもありますが、違います。
ストレスを感じた時に腰痛が出るケースでは、心の環境も少なからず身体に影響しているという事実を踏まえて、『自律神経』に注目することが大切です。
国立おざわではこの場合、
繰り返す腰痛に対して自律神経アプローチとして首の治療を行ったりすることもあります。
【株式会社 one page】🇯🇵 国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)🇯🇵 院長・代表取締役 小沢 国寛
国立おざわの銀座院【鍼治療 東京おざわ】 🇯🇵 チーム鍼屋®️🇯🇵 東京都中央区銀座2丁目4-19 GINZA SENRIKEN 5F【銀座並木通り】
【書籍】首コリ治療で世界が変わる!病の本質「トリガーポイント」を鍼で打ち抜く【扶桑社】