60代男性
【主訴】
前屈みなったと…右腰がギクリ!!
いわゆる『ギックリ腰』
【問診】
1週間ほど前、
ふと前かがみになったとき…右腰に『グギッ!!』と激痛が走る。
その場から動けなくなり仕事も休みにした。。。
しかし今回はいつもと違い、痛みが続きそろそろ日常生活に支障が出ている。
いつもは数日すると良くなっていたので今回も良くなると思っていた…。
家族に『どうしよう?』…と相談をしたところ国立おざわの鍼治療を紹介され、来院されました。
今現在、週3回警備員の仕事をしており、
【視診・触診】
最長筋・多裂筋と殿部(大殿筋、中殿筋)
【治療】
長年のデスクワークにより潜在的なTPが形成されていた多裂筋T
1回目:10→6。
鍼が悪い場所にズーンと響く感覚がある。
2回目:6→3。
日常生活での痛みはほぼ改善する。
3回目:3→0。
痛み、違和感は消失しました。
【トリガーポイントの概念を理解すると『自然と良くなる…』は嘘なのです】
トリガーポイントには『潜在性トリガーポイント』と『活性型トリガーポイント』があります。
潜んでいるか…目立っているか…の違いです。
脳は活性型トリガーを『痛い!!』と認知します。
ギックリ腰の病態は『潜んでいたトリガーが活性化した状態』といえます。
この活性化した状態もいわゆる保存療法やセルフケアで『治った』と勘違いしている人が多く、
実際は『脳への痛みの信号がおさまった』という状態です。
つまり、
『まだそこにはトリガーポイントが存在している』ということです。
なので、『今までは何日かで良くなっていたけど…今回は良くならない…』ということで来院される方がほとんどです。
昨年書いた書籍にも一切のセルフケアを載せていません。
セルフケアが結果的に潜在性トリガーを育てることになり、大きな頑固な疼痛や自律神経症状に繋がるリスクがあるからです。
※補足※
【究極のメンテナンスとは】
おざわが思う『究極のメンテナンス』とは、
患者さんが『無自覚の潜在性トリガーポイントを鍼先で見つけ出すこと』だと感じています。
無自覚なトリガーに鍼先が当たると『おー、、そこも悪かったのか…』
『元気だと思っていたけど、悪いんだねぇ』…となります。
脳と会話している気分になるその瞬間を、
私は究極のメンテナンスだと思っています。
セルフケアでストレッチをした所で『そこにはトリガーポイントが在る』ということは変わりません。
セルフケアで運動をしても『そこにトリガーポイントが在る』ということは変わりません。
治療がメンテになることが、
トリガーポイント治療の魅力です🧠
【書籍】首コリ治療で世界が変わる!病の本質「トリガーポイント」を鍼で打ち抜く【扶桑社】
【株式会社 one page】🇯🇵 国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)🇯🇵 院長・代表取締役 小沢 国寛
国立おざわの銀座院【鍼治療 東京おざわ】 🇯🇵 チーム鍼屋®️🇯🇵 東京都中央区銀座2丁目4-19 GINZA SENRIKEN 5F【銀座並木通り】