インフルエンザ・風邪・謎の病気…が猛威を振るっています。
『周りは風邪ひいてるけど私、なんでか大丈夫なんだよね。』
『ここに来てから風邪ひかないんだけど、どういうこと?』
国立おざわの患者さんによく言われるセリフシリーズの一つです。
風邪を引かなくなったという体感があるから実感するものなので、後々言われます。
もう理解している患者さんは、風邪の引き始めになると、
『ちょっと喉がヤバそうなんで、鍼ヨロ!』
『大事な会議があるから、免疫UPヨロ!』と、お願いされます。
某ワクチン接種から、人間の免疫が乱れて様々なウイルス疾患・謎の病が増えています。
帯状疱疹が年2回出る異常な人もいます。
明らかに免疫環境が乱れています。
昔は青っパナ垂らして袖で拭いてガビガビの子供が居ましたが、今は見かけません。
これも一つの免疫反応です。
アレルギーの子供や直ぐ風邪を引く子供たちも、
無菌状態に慣れ過ぎて身体が変化しています。
最近治療の依頼が多いのは『子供の鼻水を止めて欲しい』というものです。
マスク生活が長かったからでしょうか、微量な侵襲で鼻水や咳が止まらない…という子供も多いように思います。
さて、
鍼治療もただやればいいという訳ではありません。
基本は『首のトリガーポイント治療』になります。
首が悪くなると身体は交感神経緊張状態になり、ウイルスや細菌に対してすぐに食らいます。
ウイルスや細菌に対して強い身体を作るには副交感神経の活動が不可欠です。
しかし、
リラックスを心掛ける・睡眠時間を取る・サウナに入る・温泉に入る…といういわゆる「と・と・の・う」というレベルではお話になりません。『強制的に身体に覚えこませる必要』があります。
ではどうすればよいか。
『首のトリガーポイントに対する鍼刺激(ズーンとした刺激)で副交感神経を強制的に活性化させること』
これが一番、自律神経の乱れを身体に強制的に自覚させる方法です。
ととのうレベルでは免疫レベルを考えた時にどうしても難しいのです。
むしろサウナ好き…ホットヨガ好き…という人の方が自律神経が乱れやすく、
実は風邪を引きやすい傾向があるようにも思います。
首は構造上筋肉が折り重なっています。
それだけ筋摩擦が起きて、トリガーポイントを形成します。
トリガーポイントが形成されると『頚部浮腫』という環境になり、首が浮腫みます。
首が浮腫むと交感神経が緊張する為、
風邪を引きやすい環境になります。
現代人はスマホ首で、交感神経緊張になっています。
インフルエンザやコロナが流行るのも、そういう盲点があるのです。
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