【鍼灸症例】がん治療中の消化器機能の低下をサポートします | 【日本一鍼を打つ治療家】鍼師おざわの治療哲学Blog

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創業18周年
国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)国立駅徒歩3分
東京都国分寺市光町1-39-3
鍼治療特化型厚生労働省認定国家資格治療院/トリガーポイント治療/Trigger-Pt®

【銀座並木通り分院 】鍼治療〈東京 おざわ〉東京都中央区銀座2丁目4-19-5F

 

80代女性

【主訴】

癌治療中の体調不良

(腹痛・便秘・ガス溜まり)

 

 

【問診】


お腹の調子が悪くなったのはここ3ヶ月前くらいから。


処方されている胃腸薬を飲んでも効かず、逆に悪化する。


癌の治療で様々な薬を飲んでいる。

薬の内容が変わったタイミングから腹痛が増えた気がする。


病院では調整してもらっているがお腹の症状は落ち着かない。



常にガス溜まりがあり便意を催してトイレに行ってもガスだけの時が多い。



加えて残便感が強くスッキリしない。

便の中に泡ぶくが見られる。

医師には癌治療の薬のせいもあるかもしれないと言われている。



夏バテで体が疲れているのかもと思い、身体を休めようとしているが改善しない。


このままでは体も心もダメになってしまうと思い、昔受けていた鍼治療の事を思い出し受診を決めた。




 

 

【視診・触診】


見た目の異常は診られない。

慣れない場所で少し緊張している。

頚部浮腫あり。

腰から下腿にかけての冷え。

 

 

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【治療】


長い闘病生活と夏の酷暑、外出が出来ずストレスの発散も出来ていない。

お腹の調子も悪くなる一方で気持ちも落ち込んでいる。


この悪循環の中で心身共に疲労しきり自律神経系も正常に働かなくなってしまった。


ゆえに今回の消化器症状に発展したと考えられ、更に根が深いものになっていました。



消化器系を動かす副交感神経への切り替えがうまく出来るように自律神経系を整えつつ、メンタルケアも含め行なっていきました。(胃腸の症状に加え、眼精疲労や血圧の上昇も気になるとの事で同時に治療を開始。)

 

 

1.2回目

お腹の調子が少し良いかも。

血圧の変動がすごい。

 

3回目

調子が良い。

薬を飲まなくてもお腹平気。

血圧が安定してきている。

 

4回目

お腹の調子には波がある。

 

5回目

気持ちも楽になってきて休んでいたヨガを再開。

 

6回目

週に数回しか血圧の薬を飲まずいられる。

 

7回目

ほとんど改善。

まだ少し気になる時もあるが日常が快適。

 

治療を重ねるごとに症状が良くなっていき自然と会話や笑顔が増えていました。

調子が良い日が増えていく事でそれが自信につながり気持ちも前向きになっていったように見えます。

 

 

【がん治療中の鍼治療について】


当院では癌治療中の患者さんも来院されます。

抗がん剤による副作用や免疫力低下、生活の質の低下などを副作用のない鍼治療でサポートしています。


今回の患者さんは肺がんを患っていました。

活動が出来ないストレスや肺がんが直接的な原因では無い症状を鍼治療で何とかできないかと相談がありました。



患者さんはお腹の症状が主でした。

消化器系というのは副交感神経で動きます。

大きなストレスや慢性的に交感神経が緊張しているケースでは消化器系の働きが悪くなります。



鍼のズーンとした響きは副交感神経を『強制的に』活性化させる作用があります。

副作用も無く、強制的に副交感神経を活性化させる作用があるのは、唯一鍼の響きが成せる効果です。




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【株式会社 one page】

🇯🇵 国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)🇯🇵 

院長・代表取締役 小沢 国寛


国立おざわの銀座院【鍼治療 東京おざわ】 

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