【鍼灸症例】不妊症の共通している点は①頚部浮腫による自律神経の乱れ②腰殿部TPによる冷えと浮腫 | 【日本一鍼を打つ治療家】鍼師おざわの治療哲学Blog

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創業18周年
国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)国立駅徒歩3分
東京都国分寺市光町1-39-3
鍼治療特化型厚生労働省認定国家資格治療院/トリガーポイント治療/Trigger-Pt®

【銀座並木通り分院 】鍼治療〈東京 おざわ〉東京都中央区銀座2丁目4-19-5F

 

30代女性

【主訴】

不妊症

 

【問診】


2年前から不妊治療を開始している。

体外受精を2回やった。いずれも成功していない。


1ヶ月後に3回目の体外受精の予定がある。

病院からは不妊症の原因は特に見当たらないとのこと。


体外受精前の検査では、平均的なホルモン数値よりは若干低いと言われる。妊娠しやすくするために色々身体に気を遣いサプリメントなども飲んでいる。

 

仕事柄、夜勤などがあり、生活習慣の乱れは自覚あり。身体の疲れやコリの自覚はある。


慢性的な腰痛がある。仕事終わりなど、足がパンパンになる程浮腫む。冷え性あり。

 

担当の医師から『鍼治療をして自律神経などの体質改善を行ってはどうか?』…と、国立おざわを紹介され、ご来院頂きました。

 

 

【視診・触診】


首肩から背中にかけての凝り感が強い。巻き肩になり姿勢の悪さに繋がっている様子。

背中は特に張りが強く、盛り上がっている。触察がしにくい。


腰と殿部が腫れぼったい。腰椎の前弯(++)下腿にかけての浮腫(+++)

 




 

【治療】


不妊治療の場合は深部のトリガーポイントを処理して骨盤内血流を上げねばならないので、初回から鍼の刺激をきちんと入れならが治療開始。


腰から下の浮腫に少し変化が見られてきたところで、上半身も一緒に施術。腰・殿部・ハムスト・下腿の環境が良くなったことを確認してから体質改善の為に上半身の治療も追加。自律神経調整による体質改善及び浮腫の環境改善を促す治療をする事にした。




 

1回目…初回治療時から、浮腫が大幅に取れる。

2回目…仕事終わりの浮腫み方が全然違う。とても良い。

 

3回目…浮腫みや冷えが改善。2週間後に移植が決まる。代謝が良くなっていると感じる。

ここで身体が変化してきた感覚。

 

6回目…子宮内膜等の検査数値が今までで1番良い。仕事や家事、日常を過ごしていて明らかに体調が良い事を感じる。

 

7回目の治療後に移植を行う。

移植時の検査にて数値が平均よりもかなり上)

 

10回目治療時に、『陽性反応(成功)』とのご報告を頂きました。


今年出産予定である。(元気なベイビー産んでください!!)

 

 

【不妊症治療とトリガーポイント療法】


不妊症のほとんどは原因不明です。

ただ、不妊治療に来る患者さんのほとんどが①自律神経が乱れている(頚部環境が悪い)②腰・殿部の環境が悪く、下肢の浮腫みや冷えが強い…という2点が共通しています。共通項を東洋医学的に探ると見つかる答えもあります。



不妊治療に関しては様々な治療法があります。西洋医学的な手法と東洋医学的な手法を組み合わせることは良い事だと思います。


現代社会は交感神経緊張が強く(強過ぎる)為、自律神経的にも、免疫的にも、そして体質的にもなんかしら妊娠を阻む要素が多いように感じます。


トリガーポイント治療による不妊治療の特化する点は、『このツボに打てばいい』…というよりは、その患者さんの環境(自律神経・免疫力・骨盤内血流・冷え・浮腫み)の治療を行って体質をググっと変えることです。



定期的な治療は大事なのですが、タイミングとしては今回の症例の様に体外受精のひと月前位に、集中的に治療すると確立が上がるという当院のデータがあります。



【株式会社 one page】

🇯🇵 国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)🇯🇵 

院長・代表取締役 小沢 国寛




国立おざわの銀座院【鍼治療 東京おざわ】 

🇯🇵 チーム鍼屋®️🇯🇵 

東京都中央区銀座2丁目4-19 

GINZA SENRIKEN 5F【銀座並木通り】





 

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