40代男性
【主訴】
乾燥シーズンになると始まる、咳喘息
【問診】
毎年11月頃から咳が出始める。
咳が出始めると、3カ月程続く。通勤
病院に行っても『咳喘息』と診断されて、「こういう時期はしょうがない。加湿・マスクを徹底してね」と言われるのみ。
薬も処方されているが、効いているのか分からない。
咳症状は背中のトリガーポイントが関わることが多く、話を聞いてみると、普段から背中の張りは気になっており、
【視診・触診】
頚椎から胸椎にかけて、棘突起の位置が分かりにくいほど浮腫んでい
背中には交感神経緊張の所見である発疹(TPがある部分には発疹、
【治療】
胸椎多裂筋
特に胸椎2番から7番(気道や肺の神経支配領域)
一回目:
二回目:10→8背中の痛みの軽減が見られる。
三回目:
五回目:咳が止まる日が出てくる。2日間気にならなかった。
七回目:前回治療後から咳が出ていない。
毎年出始めると3カ月続く咳が治療開始1ヶ月で消失しました。
【咳喘息と診断されるケースが増えています】
『急に発症する大人の喘息』…という事で『咳喘息』という病名を、数年前からよく聞くようになりました。
正直…「咳喘息って、何!?」
咳喘息と診断されて『私は咳喘息』…と、あきらめて長い間苦しんでいる人を見ていると、「咳喘息でまとめんじゃねぇよ!」…という気持ちな小沢です。
今は首凝りが増加しており、①首が凝る→②巻き肩になる→③姿勢を整えようと背中の筋肉を無理して使う→結果トリガーポイントが背部に形成される。。。という流れが出来上がっています。
他にも①風邪を引く→②せき込む(自律神経も乱れる)→③咳で凝る筋肉がトリガーポイント化する→首・背部のトリガーポイント環境が出来る→そして病院に行くと、、、、、
『咳喘息ですね』…と言われる。
正直、一般的な思考からすると盲点であり、気が付かないところでもあります。
しかし、長い間苦しんでいる人も多く、放置できない現状になっています。
胸部の多裂筋は深い部分にあります。深い所に出来たトリガーポイントは気が付かないと長年続く症状になります。
逆に、長年続いている症状は深い筋肉のトリガーポイントにあるかもしれません。
哲学ですね。