【鍼灸症例】過敏性腸症候群(IBS)により学生生活に悩むる | 【日本一鍼を打つ治療家】鍼師おざわの治療哲学Blog

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創業18周年
国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)国立駅徒歩3分
東京都国分寺市光町1-39-3
鍼治療特化型厚生労働省認定国家資格治療院/トリガーポイント治療/Trigger-Pt®

【銀座並木通り分院 】鍼治療〈東京 おざわ〉東京都中央区銀座2丁目4-19-5F

 


10代女性

【主訴】

便秘と下痢に繰り返し悩まされる日々

喉のつかえ、肩の重だるさ

 


【問診】


現在中学3年生。4年前からお腹の調子が崩れだし便秘と下痢を繰り返す日々が始まる。


腸に良い食事の情報を集めては繰り返し試す日々‥何をしても一向に改善せず悩んでいる。1ヶ月前から腸の不調にプラスして肩の張りと喉に何か詰まったような感覚、めまいを感じそろそろ根本的に治さなければとお母さまが連れてきてくれました。



来年の1月に留学予定があるため年内までに治してほしい…



 

【視診・触診】


ベットでうつ伏せになってもらい触診

中学生とは思えない筋肉の張りが肩から背中にかけて視られる。


皮膚もベタついており交感神経緊張がうかがえる(交感神経優位な身体は皮脂分泌が活発になります)


胸鎖乳突筋触診時には圧痛、認知覚がみられた。

 



【治療】


中学生でも受けやすい鍼を使用し(霞鍼01-30㎜)まずは鍼に慣れてもらうよう優しい刺激で治療を開始。

 

初回

僧帽筋・頭半棘筋・胸鎖乳突筋

刺鍼時どの筋肉も悪いところに当たっている感覚があるとのこと。

 

2〜3回目

肩の痛みが楽。久々に肩の重みが晴れた感覚

腸の不調に変化はなし。

 

4〜5回目

治療の間隔があくと肩の重さを感じやすいとのこと。

普段から交感神経過緊張状態が強いため交感神経優位を改善すべく『上部胸椎多裂筋』の治療を開始

 

 

 

 

 

6〜7回目

少し良い

肩の重さを感じない日々が増える。

喉のつかえ、めまいも気付けばなくなっていたとのこと。

 

8回目

腸の不調にアプローチを増やすため腰部の治療を開始。

腰部最長筋・腸肋筋・多裂筋

 

 

 

 

 

9〜10回目

一週間便の出がよい

 

11〜12回目

前回治療後から便秘も下痢もなく過ごせた。

不腸がないと本人の声も明るくなっておりました。

 

現在治療継続中‥

 

 

 

【まとめ】


中学生でのこのような症状はとても辛く学校でも過ごしにくい時間が続くためそれがまたストレスとなり自律神経を乱してしまう‥ととてもやっかいな症状です。



いくら腸に良い食生活に変えたとしても身体の根本の機能が乱れていては良いものも作用しません。



消化器系というのは副交感神経機能で活動が亢進し、交感神経機能で活動が低下します。 



鍼の刺激は副交感神経機能を活性化させます。 



またIBSを発症している人はIBSの症状だけではない事が多いです。


お話を聞くと様々な自律神経症状を持っています。つまり自律神経機能を鍼治療で整えれば自ずと様々な症状が緩和していくのです。


 

無事に納得のいく身体で留学に行けるよう今後も鍼治療にてサポートさせて頂きます。

 



 

症例報告作成者

鍼師:平田可菜



【株式会社 one page】

🇯🇵 国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)🇯🇵 

院長・代表取締役 小沢 国寛




国立おざわの銀座院【鍼治療 東京おざわ】

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