20代 男性
【主訴】
1年半程前から続くゲップ症状
【問診】
耳鼻科で薬を処方してもらい服用している。
悪化はしていないが改善には至っていない状態。
同時期にゲップ症状も出始め、
ゲップに関して消化器内科で検査をしたが、
また、以前から慢性的な首肩凝りにも悩まされており、
猫背のせいか胸の前が詰まる感覚があり、
最近は上記の症状に加えて、不眠や倦怠感、
【視診・触診】
触診にて頚部全体に筋緊張と浮腫がみられる。
特に頭半棘筋と僧帽筋、
【治療】
主な治療部位
①頭半棘筋 ②僧帽筋 ③胸鎖乳突筋 ④胸部多裂筋 ⑤板状筋 ⑥肩甲挙筋
【治療経過】
1回目
術後、重だるさはあるものの呼吸がしやすくなり、
2回目
前回後、背部の違和感が改善し胸を張れるようになってきた。
それと同時に首の圧迫感、胸が詰まる感覚も消失。
3回目
以前に比べ、ぐっすり眠れるようになる。
後鼻漏とゲップの症状も少し改善してきた。
5回目
全体的に調子が良い。
考察
呑気症(ゲップ)は大量の空気を無意識に呑み込み、
呑気症に至る原因はハッキリ分かっておらず、
主に、胃もたれや胸焼け、
特にポイントとして挙げたのが胸鎖乳突筋と胸部多裂筋です。
胸鎖乳突筋はトリガーポイントの宝庫とも呼ばれており、
この筋肉は首の側面から前面にかけて走行している為、
胸部多裂筋はゲップやしゃっくり、動悸や胸焼け、
上記の症状は長引くケースも多く、長年お困りの方も多いです。
ぜひ早めにご相談ください。