30代男性
【主訴】
頭痛・睡眠障害・首凝り
【問診】
半年程前から頭痛症状が継続している。
後頭部〜頭頂部にかけて重く、頭痛が常に続いている。
最近は寝つきも悪く、眠りに付けても2時間程で目が覚めてしまう。
脳神経外科では、頭痛薬、睡眠導入剤を処方され服用しているが、根本的には改善していない状態である。
首凝りの自覚もあり、整骨院や整体にも通院した。(治療直後は身体が楽になるが、時間が経つとまた戻ってしまう。)
仕事も忙しい、、、疲れが中々取れない日々が続いている。
疲れてるのに眠れない日々を繰り返している。
なんとかして欲しい。
【視診・触診】
首〜背部にかけての筋浮腫が顕著に診られた。
表層の皮膚緊張も強い。交感神経優位所見の肌荒れもある。
【施術部位】
頭半棘筋、胸鎖乳突筋、僧帽筋、頭板状筋、後頭下筋群
【施術経過】
施術1回目
頭痛症状に対しては、頭半棘筋停止部、胸鎖乳突筋、僧帽筋、大後頭直筋、刺鍼時に響き、認知覚が得られる。
睡眠障害に対しては、頚部浮腫の解消が自律神経系を整える上で重要と判断して治療を開始。
治療直後は重怠さが出るがスッキリ感がある。
施術2回目
前回治療後から首〜肩が軽くなる。治療当日は久しぶりにぐっすり眠れた。
施術3回目
入眠も早くなり、朝まで起きる事なく眠れる様になる。頭痛症状も当初より楽になる。
施術5回目〜施術8回目
鍼の響き感は心地良い。眠りの質がかなり良くなる。頭痛も天候等により波はあるが気にならない日が増えてくる。
施術10回目
当初感じでいた頭痛、睡眠障害、首の凝り感がそれぞれ緩和する。肌荒れ症状も緩和する。
天候の変化や、仕事や日常での負担によっては症状がぶり返したりする。
現在も間隔を空けてメンテ治療を継続中。
【まとめ】
頭痛症状に対しては首の骨格筋に形成されたTPの処理が最重要。
鍼がTPに当たる時に生じるズーンとした『響き』は強制的に副交感神経に働きかける作用があります。
睡眠障害や頭痛症状。
不定愁訴と一括りにされる様々な症状に対して相性の良い治療とはなんなのか?
まさにそれがトリガーポイントを刺激する事によって得られる副交感神経反応です。
首は細かい筋肉の集合体で、想像以上に厚みもあります。
最近では脳疲労が溜まり、日常生活に支障をきたしている人が増え続けています。
①響きの鍼治療にて得られるズーンとした刺激
②鍼による強制的な副交感神経反応
③置鍼時の『何も出来ない』という時間
これらは脳疲労を引き起こすDMN回路を休息へと導きます🧠
まさに、、、、
🧠マインドハリネス®︎🧠
大事🤝🤝