原因不明の眼圧亢進症状 ポスナーシュロスマン症候群が鍼治療にて改善した症例 | 【鍼使用本数日本一の治療院】鍼師おざわの治療哲学Blog

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創業17周年
国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)国立駅徒歩3分
東京都国分寺市光町1-39-3
鍼治療特化型厚生労働省認定国家資格治療院/トリガーポイント治療

【銀座並木通り分院 】鍼治療〈東京 おざわ〉
東京都中央区銀座2丁目4-19 GINZA SENRIKEN 5F


20代後半男性

【主訴】
視界に白くモヤがかかり、稲妻の様なものが見える

【問診】
一年前、飛行機にて旅行へ行く。旅先に到着すると視界に白いモヤがかかっており視界に稲妻のようなものが走る。

あまりにも症状が強く『これはマズいものだ!』...と判断し急いで眼科を探す。(島なので探すのが大変だった)

検査を行ったところ眼圧が非常に高くなっていることが判明。眼科の先生も色々と調べてくれ、ポスナーシュロスマン症候群”...と診断される。(原因不明の眼圧亢進が起こるもの)

一時期は頭痛もあったが、その時は目薬や飲み薬などを服用し数日で症状は落ち着く。

しかし最近また白くモヤがかかってしまう症状が再発。前回と症状が全く同じ為、体感的にまた眼圧が上がってしまっているのではないかと判断。


以前薬を飲んだ際、副作用が酷く出てしまったので他の治療法を探していたところ知人が『ココなら何とかしてくれるんじゃない?』...と当院を紹介してくれました。


【視診・触診】
頸部全体が酷く浮腫んでいる。
上頭斜筋、大後頭直筋触診時(間接的)に目の方に響く様な認知覚が診られた。


【治療】
認知覚が診られた上頭斜筋、大後頭直筋をメインに、その他自律神経の調整を目的に頸部~肩にかけて治療を行いました。
6-2番(0.18ミリ)の鍼を使用。

①頭半棘筋 ②上頭斜筋 ③大後頭直筋

1回目:首の重だるさが改善。目も少しスッキリするがまだモヤが残る。

2回目:目の奥にズーンと響き、効いてる感じがする。

5回目:視界にかかったモヤが消失。定期的なメンテナンスとして12週に1回のペースで治療を継続中です。


【まとめ】
西洋医学で原因不明と診断される症状には、基本的に対処療法しかありません。
(例えば、眼圧が高ければ眼圧を下げる薬、頭痛があれば痛み止めで頭痛を感じなくさせる薬などなど)

筋肉に形成されたトリガーポイントが原因で発現する症状は様々です。

今回の患者様も、まさか鍼で視界のモヤが消える(恐らく眼圧が下がった状態)とは思わなかった、、と驚いた様子でした。(私も正直緑内障などの眼圧亢進症状についてはよく治療しているのですが『ポスナーシュロスマン症候群』というのは初めて聞き勉強になりました)

鍼治療ではそういった症状にも対応できるケースが多々ありますので是非一度ご相談下さい。

この様な症例を発信していくことで、少しでも原因不明な症状で悩まれている方のお力になれたらと思います。