【不眠症】
入眠障害・中途覚醒など眠りに関する相談は鍼灸院には非常に多いです。
特に当院の場合はトリガーポイント療法による自律神経機能への直接的なアプローチを行うので患者様もよくお調べになってご相談してくれる事も多いです。
基本的に不眠症の鍼治療は『首のトリガーポイント』を集中的に治療していきます。
〇〇筋が悪から不眠になる。。。というよりも首のトリガーポイントに気が付かずに放置した結果①頚部に浮腫が出現→②浮腫による副交感神経機能の減退→③身体が交感神経緊張状態→④「寝たいのに寝られない」「夢を多く見る」「途中で目が醒める」といった『身体は疲れているのに脳が覚醒してしまっている状態』すなわち交感神経緊張状態になってしまいます。
首は様々な動きを行う為細かい筋肉が互いに協力しあっています。
首を伸展する筋肉の隣に首を回旋する筋肉が付いていたり、、、そこには『筋摩擦』が起こりトリガーポイントを形成しやすい環境があります。
痛みや痺れとして出てくれればまだいいものの、やはり6キロの頭を支える首は日々過酷なストレスを感じている為、凝っている状態が当たり前という状態になっています。
気がついたらトリガーポイントにより首が浮腫み、数多くの不定愁訴が出るという事です。
その不定愁訴の1つが『不眠』という交感神経緊張症状です。依存性の少ない睡眠導入剤もありますが、やはり自分の身体を自分でコントロールする自律神経を整えて自然に睡眠を取れた方が良いに違いありません。
不眠症もひどい場合『睡眠薬を飲んでも眠れない』という状態になります。
当院にはこういうレベルの不眠症状を抱える患者様も治療しています。
睡眠障害は負のループを繰り返して多くの自律神経症状を出します。
当院での治療は初めのうち、軽度の不眠症の場合は週一回程度。中等度の場合は週二回。重症の場合は眠れる様になるまで連続治療をする事もあります。
不眠症になると、枕を変えようとかマットレスを変えようと思うのですが、悪いのは寝具ではなくご本人の首です。
睡眠は大事です。トリガーポイント根本改善を勧めます。
ご相談下さい。