「顎が痛い」
「噛み合わせがおかしいような気がする」
「口が開かない」
そんな不調を訴えて病院に行きますと、「顎関節症」と診断されることも少なくないでしょう。
しかしながら多くの場合は顎関節そのものが悪くなっているというよりもその周囲の筋肉に形成されたトリガーポイントが原因で症状が出現しているケースがほとんどです。
歯科医師の友人から顎関節症の患者様のご紹介を受けるのですが、患者様の多くは下記の筋肉の治療で改善します。
咬筋・側頭筋
指では届かない部位の外側翼突筋(がいそくよくとつきん)
そして更に奥には内側翼突筋(ないそくよくとつきん)
これら4つの筋に形成されたトリガーポイントがいわゆる「顎関節症」と呼ばれる各種症状を引き起こします。
咬筋や側頭筋などは自分でも触れる部位ですが、顎関節症が長く続いている患者様の多くは更に内部の外側翼突筋や内側翼突筋のトリガーポイントが原因となります。
これは唯一そのポイントに直接届く鍼治療が最も効果的でしょう。
元々上の歯と下の歯が少し触れ合っているだけでも顎関節や咀嚼筋(上で紹介した4つの筋肉)にはかなりの負担がかかります。
パソコンなどをして集中している時や眠っている時に無意識に歯を食いしばっている人もいます。
上記の4つの筋肉に対する局所的な治療でも顎の痛みは無くなります。噛み合わせの異常なども改善します。しかし「なぜ顎関節症になってしまったのか?」と考えた時に首のコリも考える必要があります。
首コリがありますとどうしても寝ている時の歯の食いしばりなどが起こり、咀嚼筋トリガーポイント形成の始まりになってしまいます。
現在の症状→4つの筋肉の治療でOK
今後起こらないようにする為に→首の治療も必要。
もちろん同時にまとめて治療する事もあります。
季節の変わり目はこの様な症状が増えます。
お気軽にご相談下さい。
国立おざわ鍼灸・整骨院
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