症例報告~立ちくらみ・フワフワ感・吐き気・首の痛み~ | 【日本一鍼を打つ治療家】鍼師おざわの治療哲学Blog

【日本一鍼を打つ治療家】鍼師おざわの治療哲学Blog

創業18周年
国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)国立駅徒歩3分
東京都国分寺市光町1-39-3
鍼治療特化型厚生労働省認定国家資格治療院/トリガーポイント治療/Trigger-Pt®

【銀座並木通り分院 】鍼治療〈東京 おざわ〉東京都中央区銀座2丁目4-19-5F


30代男性

<主訴>

首コリ

3,4年くらい症状が続いている。

色々な病院や鍼治療・マッサージ治療などに通ったが全く改善しなかった。

首の痛みと立ちくらみ、メマイなどは同時に出現することが多く、ひどい時は吐き気を催す。

眠りはいつも浅い。

仕事も技術職で、常に首に負担がかかるような姿勢にて作業を行っている。



<視診・触診>

視診では特に異常は診られませんでした。

触診では首の筋浮腫が強度に診られました。


<治療>


初めは筋肉の浮腫みを取るような治療を行い、細めの鍼で、本数を多めに施術しました。


1回目:変化なし。

2回目:変化なし。

3回目:変化なし。(しかし鍼が響くようになる。)

4回目:変化なし。(しかし鍼がかなり響くようになる。)

5回目:変化なし。(全ての鍼が響くようになり、認知覚が出てくる)

6回目:治療後は少し良い。(やっと自覚症状に変化が出る。)

7回目:治療後1週間は調子が良かった。


現在継続治療中。。。



<自覚症状と他覚的所見>

いわゆる不定愁訴は、痛みなどの自覚症状を感じにくい体質の方に多く現れます。

我慢強い方や、仕事がお忙しい方など、自分の身体を客観視できない時に不定愁訴として現れます。

不定愁訴が現れている時というのは、自覚している以上にお身体の状態が悪くなっている時です。

今回のケースでは治療しても自覚症状がなかなか変わらないケースでした。

自覚症状が変わらなければ、患者様目線から見ると「治っていない」という事になります。

しかしながら鍼を打った時の感覚や、筋肉の状態などの他覚的な所見をお伝えしながら治療を続けて頂かないと治らない時もあります。

患者様に同じ事の繰り返しをして頂かない為にも、根治を目指さなくてはなりません。


自分の身体が悪くなる事になかなか気が付かなかった人は、良くなっていく事にも気がつき難い傾向があるのです。



他覚的所見をお伝えしながら、根治までの経過を説明し、お時間作って来て頂く患者様の心情も理解しなくてはなりません。




国立おざわ鍼灸・整骨院
㈱one page