今日、院内のホワイトボードにも書いたのですが力作(自画自賛)だったのでブログにも載せます。
一般的な指圧やマッサージ・手技療法などは「筋肉」を押すという事を中心に行います。
しかし当院では「筋肉のミゾ」に対して手技療法を行っています。
筋肉のミゾというのは、筋肉と筋肉の間の連結部の事を言います。(筋連結部)
いわゆる筋連結部は筋摩擦が起こりやすい部位で、トリガーポイントが形成されやすいのです。

一般的には上の図の様に指の腹で圧迫を行いますが、、、

指のサイドを使いながら細かくポイントを探すと揉み返しも無く、響きを得る事が出来ます。

特に首の手技療法は指のサイドを使って手技を行わないとポイントに届きません。
例えば、、、

この様な隙間の奥にトリガーポイントがあったとします。

この様な指の使い方ではポイントには届きません。

しかし上の図の様に指の角度をグイッと変える事によりポイントまで指が届きます。
首の治療でも、腰の治療でもこの技を使う事により少ない力で響き感を得る事が出来ます。
新人のスタッフ教育でも、ある程度手技療法が上手くなったら鍼を打って響くポイントを探す練習をした方が良いと言います。
鍼を響く方向に持っていくイメージを脳に焼き付ける事によって、手技も自然と響く方向に向かっていくからです。
鍼も手技も、チカラが入っているとなかなかうまい事いかないものです。
チカラを入れるよりも、チカラを抜く事の方が技術を要します。
武道でも、スポーツでも、中級者はチカラの入れ方が上手で、上級者はチカラの抜き方が上手です。
今月末はスタッフの手技療法テスト会と骨格筋テスト会があります。
脱チカラ。
国立おざわ鍼灸・整骨院
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