50代女性
【主訴】
腕が痺れる。痛みもある。
病院へ行き画像検査をした所頸椎の5番の椎間板の狭小化が見られたが、『あなたの痺れている部位領域は5番目の神経ではなく7番目の神経が原因だからこれは痛みや痺れの原因ではないね。』と言われ当院に来院。
【視診・触診】
視診では肩甲骨の左右差や頚部の筋緊張の左右差などは見られなかった。
触察では右の肩甲挙筋及び胸部の棘突起直側、棘下筋に筋緊張が見られた。
これは筋肉に出来た響鍼点が原因による痺れ症状と判断し施術を行った。
【治療結果】
頚部及び胸部多裂筋・棘下筋を中心に響鍼点治療を行った。
寸6-2の鍼を使用して深部の筋の筋緊張緩和を行った。
治療後は痺れが消失し、痛みも半分になった。
現在週2回のペースで治療中。
【痛みや痺れの原因】
痛みや痺れは身近にあるレントゲン検査で成長との誤差を見つけてそれを原因に結び付けますが、実際は違うケースが多くあります。
レントゲンでは筋肉や靭帯などは見えません。
MRIの輪切り画像でもコリは写りません。
『コリって何!?』
と感じますがコリはいわゆる『痛覚過敏部』です。
つまりその画像検査に①写らない②触察してみないと判らない③鍼をして認知覚を出さないと判らない…そんなものが痛みや痺れの原因になっているのです。
目に見えないコリを見つけて治療していくのは難しい事ですが、視覚で認知できない痛みや痺れの原因を、手技や鍼治療で当てる事により『それが原因だ』と患者様本人が理解できます。
慢性疼痛が多い時代だからこそ、あぁ私はそこが悪かったのか…と患者様本人が感じる事が出来る『鍼の響き』『手技の上達』というのは痛みの原因の根治に繋がってくるのです。
本日は足元悪い中ありがとうございましたm(__)m
国立おざわ鍼灸・整骨院
㈱one page

